2019年1月5日土曜日

レコード大賞の堕落

すでに1週間ほど前になるが、漫画家の小林よしのりが彼自身のブログでレコード大賞批判をやっていた。

レコード大賞、空前のペテンだ!
2018/12/30

レコード大賞、空前のペテンだった。
事務所の力が影響しているとしか思えない。
誰だって今年を代表するヒット曲は「USA」だと
思っていただろう。
審査員もどうしようもない堕落した連中だ。

年末になっても、まだ子供から老人までDA PUMP
の「USA」のダンスを踊りたがっている。
わしだって手術してなければ思いっきり踊りたい
くらいに跳ねまくってるダンスだ。

今どき「USA」への憧れなんて、それをあの絶妙に
ダサい歌詞とダンスで表現してパロってしまい、
それがまたカッコイイとも思わせるという恐るべき
楽曲だったのに!!

これを、今年を代表する楽曲として残さなかった
審査員は万死に値する。
さっさと辞めちまえ!
絶対、事務所の力関係が影響してるな。
ペテン!ペテン!空前の大ペテンだ!

アメリカ大嫌いなわしが、これほど押してるのだから、
「USA」は捻りに捻った名曲なのだ!
くっそ~~~~。
音楽界は堕落しとるな~~~~~。

もっともな意見である。だが今に始まったことではない。この2、30年、事務所の力関係で決まってくるとか芸能界の大御所の鶴の一声で決まるとかの噂が絶えない。アメリカのグラミー賞と比較すればその権威と人気には遠く及ばない。グラミー賞は、毎年、米国内でリリースされた楽曲とアーティストを対象に選考され、NARAS(ナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンス)の会員の投票によって選考され、第1回目でノミネート作品が選考され、第2回目で決定されている。 音楽業界で最も栄誉ある賞だとみなされ、受賞結果はセールスに多大な影響を与えるという。レコード大賞は日本作曲家協会主催でTV局のTBSが後援している。昭和30年代のころは権威も人気もそれほどでもなかったが昭和44年に大晦日に放送されるようになると視聴率も40%を超えるようになり賞レースも注目された。しかし徐々に商業主義的な嫌みが目立って来て、ニューミュージックの台頭もあり参加しないもしくは受賞拒否する有力アーティストが増えるようになり、賞の権威は低下していった。

はっきり言ってどうしようもないところまで墜ちていると私は思う。2018年の「USA」を選ぶことが出来ず、AKB48が2011、2012年と連覇していたせいかその年大ヒットし多くの人にダンスを真似られ今でも愛されている「恋するフォーチュンクッキー」に大賞をを与えられなかった。もはやその年の最も優れた楽曲もしくは最も愛された曲を選出する力がないことは明らかだ。いや、それでも楽曲が優れているんだと言われれば多少は納得もする。でも多くの人は誰がどの曲が賞に選ばれたのかほとんど知らないし、振り返ってみても聴いたこともない曲がほとんどだ。2002年から3年連続受賞したのは浜崎あゆみで曲は「Dearest」「Vooyage」「No way to say」。1曲も知らない。3曲を鼻歌でもいいから歌える人がいたら素直に頭を下げますわ。またこの10年はやたらEXILEとそのグループが受賞しているのも違和感ありまくりだ。

運営は受賞拒否されても敢えて選ぶくらいの覚悟がないと先は暗い。でもそれはきっと出来ないだろうな、現状を見ていると・・。

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