2019年1月13日日曜日

インフルエンザ発症

この時期の日曜当番医はインフルエンザが流行っているか否かで忙しさが全然違う。年によっては2月がその時期のこともあるが今年はまさに今日がその日だった。カワゼンDrと二人で外来診察を始めるもほとんどが発熱、悪寒、咳、鼻水など上気道炎症症状で診察前にほとんどをインフルチェックした。で、およそ5人に4人がインフル陽性だった。付いていた西友Nsに「おれも昨日から風邪気味でねえ。もしかするとインフルエンザかもなあ」と最初は少し余裕をかましていた。しかし患者を診察する前に自分もきつさがひどく感じられてマジで検査を受けようか少し悩んだ。もしここで陽性が判明すれば倫理上仕事は続行できない。こんなに患者が来ているのにカワゼンDr一人には任せられないではないか。

次々とやってくるインフル患者を診つつ、やはりはっきりさせようと、西友Nsに頼んで簡易キットで調べることにした。鼻からぐるぐる採取して検査液に浸して4滴垂らすと・・ゲッ!何と浸透する液に秒でA型にライン(Tのところ)が浮かび上がって来た。「出たぁ」
職員が代診で信号Drを呼んでくれ、有難いことに午後からは帰宅出来ることになったが、インフルエンザ判明した患者は優先的に私に回って来て13時まで仕事は続けた。私一人で20名も陽性患者を診察した。処方してもらう薬は1回の内服で済むという新薬ゾフルーザ ではなく吸入薬のイナビルにしてもらった。せっかくだから新薬を試そうかと思ったのだが、1回分2錠で4800円近くする上に体重が80kg以上の人は4錠必要となり9600円(3割負担で2800円以上)もすると知ったからだ。ここでケチくさい根性が出てしまった。ま、イナビルも初めてで意外に吸うのが難しいという経験が出来て良かったが・・。

で、帰宅してからはきつくてすぐに寝込んだし、夜も布団の中で体がぽっぽとして熱を測ると38.6℃もあってびっくりした。人生で一番の発熱だったかもしれない。インフルエンザなんかには罹りたくねぇーとつくづく思ったヨ。

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