2018年12月7日金曜日

本日外来

麻雀の約束は帰宅してメールを駆使し「来週の木曜に」とあっという間に予定を組んでしまった。送信は深夜12時頃になったが、何せこういう時は「善は急げ」だ。後で聞いたらMRたちは「こんなに早く」「せいぜい年明けに打つのかと思っていた」と驚いていた。なぜか麻雀の面子集めだけは私は素早いのだ。

今日の外来で印象に残った患者さんら。

嘔吐下痢の若妻が来院、ノロウイルスが心配というから調べてみたら陽性の反応が出た。入院は子どもも調子が悪くて出来ないとのこと。点滴をして処方出して終わりにしようとすると、説明を聞いていた夫が「実は私も似たような症状で」というから調べるとやはりノロが出た。はーい、家庭内感染決定!早く言ってよね、こっちもうつりたくはないからさー。

背中から脇腹が痛くてーと来た中年男性患者、調べても内蔵は特に問題はないが背部に2ヶ所ほど発疹を見つけた。これは帯状疱疹の始まりでは?ピリピリするしお風呂に入ったら少し痛みが和らいだという。帯状疱疹は典型所見ならすぐに分かるが発疹が全く出ないで後から判明することがある。きっとこの人もそのパターンか。抗ウイルス剤や鎮痛剤を処方して帰した。帯状疱疹は痛みの病気には珍しくお風呂で温めるのは有効なんである。

ある初老の男性、滅多に病院には来ず、独居で独身。そんな人が受診するって場合はかなり病状が進行していることが多い。CTを撮ってみれば口があんぐりするほどのひどい所見・・妹氏に「手の施しようがない、入院は必要だがいつ急変、死亡してもおかしくない」と説明するのがやっとだった。病院嫌いにはならない方がいい。今時「病院に行くくらいなら死んだ方がマシ」って考えは通用しない。自分はいいと思っても周囲が心苦しくなり迷惑がかかる。

今夜は当直だった。さほど忙しくはなく、それでも医局でうだうだ過ごし、6階の当直室に上がるついでに深夜2時頃ナースステーションにひょっこり現れ、看護師ドキッとさせるいつものパターン。今夜は4階は全く驚いてくれず5階は山優しNsが期待通りにビクッとしてくれたくらい。後は当直室でうつらうつら、朝まで平和に過ごしたのだった。

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