2016年12月13日火曜日

かかりつけ医にした瞬間

薬品会社「具楽想」の医療関係者向け情報で「調査で見えた、患者さんの本音」というのがあった。
詳細は首都圏在住の20~79歳男女で、直近1年間に内科のクリニックを2回以上受診しており、過去に内科のクリニックで「医師を気に入り、また受診したいと思ったこと」と「医師に不満があり、受診しなくなったこと」の両方を経験している方300人(10代〜70代の各年代、男女均等に割付)を対象に、2016年8月にインターネット調査を実施したとのことである。

今回の調査で、多くの患者さんが初診時にリピートするかしないかを決めていることが分かったという。どういったときに、かかりつけ医にしたい、または通院をやめたいと感じるのか、いくつか例が出ていた。

まずは「かかりつけ医にした瞬間」の例

60代男性:病気で落ち込んでいましたが、親身に話を聞いてくれて「大丈夫ですよ」と言われたとき、世界中でたった一人の味方だと感じました。
40代女性:短い会話のキャッチボールを繰り返し、必要なことを端的に伝えてくれました。薬の飲む回数や効果を一言言っては「わかる?」という雰囲気を出してくれるので、質問しやすかったです。こんな先生がいるんだなと思いました。
30代女性:検査結果に異常が見られなくても、話を聞いてくれて、不安を和らげてくれました。否定せずに聞いてくれて、気持ちがすっきりしました。
20代女性:カルテだけを見ずに、こちらの顔も見ながら、容態や対処法を説明してくれました。
逆に「医師に不満があり、通院をやめたことがある」の例

50代女性:問診しているとき、こちらではなくずっとパソコンを見ていて、2、3言で終わり・・。
60代女性:一度も私の顔を見ずにカルテを見ながら、つっけんどんな感じで「次は来週・・」と言われました。次回の予約はしませんでした。

かかりつけ医にした瞬間を順位付けしてみると、
1位:私が納得できるまで説明してくれた
2位:私に合わせて、処方薬や治療法をカスタマイズしてくれた
3位:時間をかけて丁寧に診察してくれた。

患者さんが、先生との対話をとても大切にしている様子が伝わってきていて、カルテだけみて患者の顔を見ないはNGってことだ。そしてすべては初診でほぼ決まる。気をつけなくっちゃ。

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