2016年12月10日土曜日

「見逃し」はつらいが役に立つ

午後、久々に歯科医のジャズ魔と見せたまえ雀荘で麻雀をした。他の二人はサブアラドと見せたまえDrだ。結果は私の一人勝ちだった。ジャズ魔はマイナス40でまあまあの結果。しかし半荘2回目にもしものドラマがあった。麻雀は実は目の前の出来事にどう対処するかで同じ場面でも結果が大きく違ってしまうゲームなのだ。

南2局。親は私で持ち点1万点ほどでラス。ジャズ魔は1万9千点で3位。12巡目、見せたまえの出した3ピンにジャズ魔が次ツモる手を止め少し躊躇してから牌を倒した。手は三暗刻のみの3200点。
八萬八萬八萬一索一索一索八索八索八索三索三索二筒四筒ロン三筒
「え、惜しいなあ。1手変われば四暗刻か四暗刻単騎じゃない」という私に「うーん、そうだけど(当たり牌が)出ちゃったからなー」と頭をかいた。
そこで私が彼のツモり牌を開けてみると3索だった。「えーっ」とみんな声を上げる。次に四暗刻単騎に手変わりしていたのだ。「で、こうなれば何を切る?」「4ピンだな」待ちはとりあえずの2ピン単騎だ。
八萬八萬八萬一索一索一索八索八索八索三索三索三索二筒
で、次のジャズ魔のツモ牌をみると・・何と2ピン!これにはみんな「うわーーっ!」

上のようにたった1巡待てば、ジャズ魔は四暗刻単騎(一般にはダブル役満だが我々は普通役満にしている)をツモって親の私がドボンで半荘終了、ジャズ魔の3コロトップにドボン賞+10、役満賞の+30がついて+110ほども収入があったのだ。単純に三暗刻3200点が四暗刻32000点と10倍もの差がある。それくらいあれば彼は沈みの3位だったし当たり牌を見逃して役満に賭ける判断も十分に考えられた。このあと彼はオーラスで満貫を上がり2千点浮きながら3コロトップを取ったもののその差は依然として大きい。7回半荘して彼のトップはこの時だけだった。

その後の闘牌でも「あー、頭の中でさっきのシーンが何度も出てくるぅ」とショックを引きずっていた。当たり牌が出ればついつい「ロン!」のかけ声が出てしまう。それは同じ麻雀子としてよーく分かる。でもそこを我慢して見逃す選択もあるってこと。今日の教訓はずばり上のタイトルどおりだった。

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