2023年1月5日木曜日

即陽性です

昨日は仕事始めでもあったが、さっそく当直も入っていた。準夜帯は珍しくほとんど呼ばれなす、それは良かったのだが、正月疲れもあり医局のソファ寝で寝ては起きてまた寝ての繰り返しで集中力が続かず、こてる日記も書けなかった。

午前4時ごろ、救急担当看護師のタッピーNsから「呼吸困難と発熱がある高齢女性の搬入依頼が来ています」と連絡あり、「とりあえず救急入口でコロナチェックして、陰性なら院内に入れて胸部CTを撮ろう、肺炎があるかもしれないし、たぶん入院だ」と伝えた。ただしコロナなら・・その時は「コロナ病棟が今夜は受け入れ出来ないと言っています」だそうで、帰宅か他院転送になる。ピーポー鳴って到着したのは知れた。そこから10分ほど待ったろうか、タッピーNsから連絡があった。

「先生、即陽性です」

うはっ、用心して良かった。コロナ患者が蔓延しているから「人を診ればコロナと思え」が当たり前になっている。この人の症状、年齢から入院が必要な状況だったので、救急隊に受け入れ可能な病院を当たってくれるよう頼んだ。幸い、霧島地区の七五調病院が受け入れOKでほっとした。

ここらあたりでようやく覚醒し、こてる日記を書き始めることが出来た。しかし午前7時頃にうちで透析をしているこれまた高齢女性が脱力して動けないと家族が救急要請し運ばれて来た。この人は幸いコロナも脳血管障害もなく泌尿器科へバトンタッチすることが出来た。

結局、当直室では寝ずに医局机にうつ伏せ寝、シャワーも浴びられずに、新たな1日が始まってしまったのであった。

翌日の南日本新聞によると、運ばれた先の七五調病院は今日の午後からコロナ病床が満床で受け入れストップになったと報じられていた。いや、ギリギリのタイミング、綱渡りだったネ(汗)。

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