2020年6月4日木曜日

入院患者は元担任の妻

病棟回診で、3日前に入院した40代女性と話をしていたら「こてる先生はもしや伊敷ニュータウンにお住まいですか」と尋ねられ、そうだと答えると「ああやっぱり。実は奥さんのカールさんには小学1年の時にPTAクラス委員長をしていただいたことあってー」と言われた。あはー、そういえばその女性患者の名字に聞き覚えがあった。「クラス担任は夫だったのですが、私と結婚していっしょにお祝いの会もしてもらいました〜」とにこやかに言う。入院時は体調が悪くてそんなエピソードも語るどころではなく、私とは初対面だったが、しばらくして夫と「もしかしてあのテルちゃんの父親かしら」と思ったそうな。

実はカールもその1年の時のクラスの母親たちとはずっと交流が続き、20年以上経っても飲み会、食事会と時々やっている。あの高校野球の中迫監督の奥さんともその時知り合った。クラス委員長もカールは好きでやったのではなく、どうせいつかはやらされる仕事なら面倒な役はさっさと済ませておきたいという気持ちから手を挙げたのだった。しかし仕事ぶりに先生夫婦は「本当に助かって今でも伊敷台のあの時の1年のクラスは印象深いんです。奥さんによろしく言っておいてください」と強調していた。

さらにだ。「テルちゃんからの年賀状がとっても面白くってー」と言ってきたので「ああ、あれは私が作っていました」と答えると「やはりそうなんですかぁ。あれってどうして作るんだろうと伊敷台小を離れてからも毎年楽しみだったんですよー」と、ふふ、これまでよく聞いてきた感想だ。代表的なのはこのブログ背景画像にも使っている「家族馬」だ。「あの頃から毎年作っていましたが、ついこの間の年賀状から路線を変えてコラージュや子どもたちの写真は使わなくなりました」とちょうどMacBookProを持っていたので年賀状画像を見せた。

「まあ、奥さん、全然変わっていませんねー。とってもお美しい」と言うので「でしょう」と穏やかに同意したったわ〜。

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