2020年5月5日火曜日

頴娃町ドライブ実況中継

朝、サブアラドDrから電話があった。特にたいした用事があったわけではない。天鳳の六段ポイントが45Pまで落ちて降段目前だという。「あー、そりゃ確実に落ちるわ、うん」と私はにべもない。ラス1回取れば落ちる点数だからサブアラドDrも「ああ、落ちると思う」と素直に応じた。「それで家にいても何だから女房と南薩をドライブに行くつもり」なんだとか。ほう、私も一昨日実家の墓参りを兼ねて南薩をドライブしたよ。ちょいと道に迷ったけれどね。いいんじゃない。行ってらっしゃーい。

昼前になり、彼からまた電話があった。「LINEに枕崎お魚センターの写真だどー」と港のボラード(係船柱)に腰掛けた写真を送って来た。これに「私ならこれに片足掛けて肘を付き”小林旭”のポーズをとるがなぁ」と返信した。「お魚センターは閉まっていたわ、残念」とこの他にも知覧の茶畑の写真もあった。うー、これらは私にとって勝手知ったる風景だ。

そしてまたまた電話があった。指宿方面に向けて車を走らせているという。「今どこを走っているの?」「頴娃大川ってバス停に書いてある」「あー!そこは私の生まれ故郷、まさにそこで6才まで育ったんだ」「へーぇ」「ちょっと走ると右側に小さな体育館のような変わった家があるはずだけど」「えーとね、あ、見えてきた、あるある」「そこは私の従兄の家」「このあたりでこてる先生は生まれ育ったんか」「そうそう」「頴娃別府温泉センターっての見える」「ああ、そこからちょっと戻れば釜蓋神社に行ける」「あの頭に釜蓋を乗せるってやつ?」「そう、そのすぐそばで私は生まれた」いやはや、そこは小学入学直前まで育ち、その後も年に何回も帰っているし、つい最近も墓参りしたし、まさに私のルーツといえる集落だ。サブアラドDrにも直に見聴きしてもらってなんかうれしいわ。

そのうち車は「水成川ってところで信号待ちしている」というので「そこを右折して海岸に向かうと番所鼻といって眺めにいいところですよ」と教え、さらに「次は石垣というところで、そこを過ぎる当たり、薩摩酒造の工場があって『白波』の大文字ですぐ分かります」と話していたら「あ、見えて来た、これはすぐ分かるなー」と事前に見えるポイントを教えていった。「今日は曇っていて開聞岳が見えない」とぼやくので「昼からは晴れるから」となぐさめていると「あ、見えてきた。左の方に見える」というので「え?開聞岳は右に見えるはず、本当に見える?」と聞きただすと「見えるけど・・」「あ、それは大野岳ですよ。ちょっと小高い山だけど開門よりは小さくもっとなだらかです」「あ、左に雲がかかった開門岳があったわ、さすがは地元だからよく分かるな」と感心してくれた。

そのうち頴娃の役場あたりに近づいたようなので「よく見ればトーリンDrの実家医院があるはずですよ。もう閉院してしまいましたけど」と教えると「あ、あった」とそれを確認できたようだ(私たちはトーリンDrと同じ鹿大二内科の同期)。「さあ、このあと海岸線に近づいて瀬平って開門岳を眺めるビューポイントがありますから」と教えた。すると奥さんともども「ほう、いいところだ。あ、でも車を駐めるところは過ぎてしまった」だって。天気がよければ下の写真のような絶景ポイント↓。
「ところでどこか食べるところは知ってる?」と聞かれたので一昨日の「青功」を教えるわけにもいかずネット地図でみて、「ラーメン屋がありますよ」と教えてあげた。で、確かにそれはあったが、車がいっぱい駐まっていて、奥さんが「ラーメン屋は『密』だから嫌」とのことでそのまま通り過ぎた。

それで、頴娃町と開門町の境あたりになり「いやー、とうとう頴娃町を端から端まで私が実況しちゃいましたネー」と言うと「ホントによー。でも面白かったぞー」と感謝され、20分弱の中継(?)を終えたのだった。

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