2020年5月20日水曜日

賭け麻雀だってさ

黒川検事長が週刊文春の記事で賭け麻雀をしたとかで問題になっている。どうやら検事長の辞任は不可避の状勢だ。なんでも「5月1日から2日、および13日にかけて東京都内の知人の産経新聞記者の自宅を訪問し、産経新聞社の記者2人と朝日新聞社の元検察担当記者の社員とともに賭け麻雀をしていた疑いがある」とのことだ。ほう、緊急事態宣言で外出自粛や3密を避けましょうと国民が自制しているというのに外でお遊び、しかも法律違反の疑いのある賭け麻雀をしたんかいと国民ほか野党は大変なお怒りだ。

私たちも4月半ばから「3密を避けるためにはしばらくは麻雀は止めよう」と1ヶ月以上やっていない。

コロナのこの時期、見知らぬ人が集まる雀荘はいかがとは思うが、自宅での麻雀は検察庁法改正案問題がなければほとんど話題になることもなかったはずだ。天下の公人ならば3密を避けなかったことはまあ問題だろう。しかし、賭け麻雀うんぬんを今さら強く非難する風潮はなんかやだな。私も当然麻雀はするが、賭博をしているつもりはない。ゲームとして面白すぎるから還暦過ぎた大人が月に数回集まって10時間くらいも興じるのだ。こんなに飽きないゲームも滅多にない。5月はネット麻雀をずっとやっていて日に数時間を費やしてももういいやってならない。

そもそも検察庁と政権がなんらか癒着しそうな状況はいかんと国民は思っているはずで、黒川氏がそれに抵触するような行為をしていたら大いに非難すべきだろう。賭け麻雀はそれらとは全く関係ない。だから辞任するにしても「退職金を全くやるな」とか声高に言う人の気が知れない。冷静に考えよう。

また権力を監視するマスコミが麻雀に絡んでいたのも問題視しているようだ。あれ、産経と朝日って検察庁法改正案問題では意見が違っていやしなかったか。産経の夕刊フジでは他のマスコミとは違って賛成していた。朝日は当然反対の立場(未確認だが間違いないはず)だろう。呉越同舟、取材対象者に食い込むには賭け麻雀も辞さないといったところか。

私は黒川氏が帰りのタクシーチケットをもらった点は良くないと思う。それって接待っぽい。私もMRらとボウリングをする。終わって時に居酒屋で食事をすることもある。その時の食事代だが、私の方が必ず多く払う。少なくともMRや薬品会社に多く払わせたことは一度もない。私の楽しみ(レジャー)に付き合ってくれてありがとうという感謝の気持ちが入っているからだ。麻雀もしかり。帰りにMRを自宅まで乗せていったこともあった。一人足りないところわざわざメンバーになってくれてありがとう、だったからだ。

月に2ー3回、数千円から2万円程度の賭け麻雀だったそうで、警察は賭博立件は見送るケースなんだそうだ。そうか、今回の件で明言はされないけれど国の賭け麻雀に対する一定の見解が聞けたことが一番の収穫だった。

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