2018年6月7日木曜日

囲碁は楽し

入院中のオマルさんもずっと体調がよく、来週初めには退院の見込みとなった。囲碁は前に書いたように私が教わろうという気持ちで打っていたら一時2勝4敗と負け越していたので方針を変え勝ちにいくことにした。それから2連勝、4勝4敗のタイに戻した。で、今日がおそらく最終対局になる。

で、オマルさん、いきなり3手目に星への小ゲイマカカリにもろカタツキという乱暴な手を打ってきた。
うわー、これはハメ手まがいの手でまともに応じると痛い目に遭う。以前オマルさんからコピー紙にこの手のような資料をもらっていて彼が得意にしているのは知っている。3子では私に分が悪いとみたか、いろいろ作戦を考えて来ていたようだ。それで、こういう時はかわし手、別の所に打つべきと体感的に分かっているのでケイマにカカリ返して打った。こう打てばまずひどい目に遭うことはない。実際オマルさん、あれという感じで打ってきてごく普通の展開になった。相手の意図をかわすがいい場合があるというのも囲碁で学んだことだ。

結局この後、オマルさんの大石を取ってからは慎重に打ち進め私の勝利、3連勝で5勝4敗と勝ち越した。思えば前回入院時は2子までいっていたので3子なら私に分があるはずだ。負けが込み、最後は石を本当に投げるようにしてオマルさん投了した。負けてくやしいはずだが最後は「お互いにありがとうございます」と挨拶してお別れした。勝負事の終わりはこうでなくちゃ。

囲碁は中学2年で覚えたころ、「これは一生の趣味になる」と直感し周囲にもそう言った覚えがある。オマルさんと出会うまでは20年ほどやっていなかったがやり出せばすぐに楽しさがよみがえる。いずれオマルさんとも打てなくなるだろう、誰か碁の打てる人はいないかなぁ。

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