2017年11月12日日曜日

絶望の淵からの大逆転

日曜は朝から夕方まで当番医日直だった。当番医は忙しいが二人Dr体制で検査技師、放射線技師も来るし、院外薬局も開いているので通常の外来担当とそう変わりはない。

病院についてすぐ、初っぱなからCPAが来るとの連絡を受けた。CPAとはCardio Pulmonary Arrestの略で、心肺機能停止した患者のことを意味する。要するに心肺蘇生を即実施しないといけないということだ。患者は施設入所の高齢女性で運ばれすぐに気管挿管、胸骨圧迫(心臓マッサージ)、強心剤注を矢継ぎ早に蘇生を試みたがまったく反応なく1時間もしないうちに死亡宣告せざるをえなかった。

次、未明にトイレで意識消失し救急来院するも一過性の血圧低下でしょうと一旦帰された患者が今度は黒色便で再来院した。スマホで撮られた写真をみてこれは本物とピンと来た私はオンコールの服緑Nsを呼んで緊急内視鏡を準備させた。胃カメラ入れて見れば今時こんな典型的なのはないというくらいの出血性胃潰瘍だった。止血剤注射と止血クリップで処置して入院だ。聞けば潰瘍や癌を減らすピロリ菌除菌療法は受けたことはないという。かつてはこのパターンの胃潰瘍は多かったが10年以上ピロリ菌を私は殺しまくっているのでとんと見なくなっていた。こうなるまでに検診や定期的に胃カメラ受けていたらこんな目には遭わなかったはずで、夏目漱石も今の時代だったら胃潰瘍で亡くなることはなかったろう。

昨日から当直を続けてやっているカワゼンDrは昼過ぎには疲労困憊となり仮眠をしてしばらく起き上がれなかったらしい。ふむ、ここは私がしばらく頑張らねばー。左親指根元を切った患者さんは私が縫った。これくらいなら任しときぃ。夕方17時半まで、何やかにやで二人で27名患者を診た。

帰宅後、夕食摂ってしばし仮眠。22時ごろ天鳳を始めたところ、ボロボロのサンドバッグ状態になりオーラスを迎えたところでたったの箱飛び寸前の300点。リーチも掛けられず、3位とも1万6千800点差あり満貫直撃でもラス脱出できない絶望的な状況で、手牌は6種6牌の断ヤオ、国士どっちつかずの悪配牌だった。第1ツモが9索で7種7牌になったため私は国士に走った。みんなもたまにする打法だが100回中1回も成功しないパターンだ。ただこうするしかラス脱出はまず出来ない。

6巡目には9種10牌となり、こうなると少し可能性が出てきた。7巡目には3枚目の中が出てすこしやばい。4枚目が切られればその時点で終わり。しかし8巡目に中を持って来て二向聴となり希望が湧いた。だが10巡目、ダントツのトップ目の親がリーチときた。やっぱりね。でも失うものは何もない私は無筋の中張牌を切る。11巡目1索を持って来てついに一向聴。残るは発と白。発はすでに場に3枚だ。ここで切られればやはり終了となる。どうか発よ出ないでくれ。そして14巡目、とうとう持って来たよ、発。ついに聴牌で待ちは白。残り2枚あり、私はここで上がれると確信があった。誰からでもいい、どうせならトップ目なのにリーチしている親が振れと念じた。すると・・次巡、あっさり自ら白をツモって、ジャーン!の効果音、国士無双の上がりで3万2千点プラスリーチ棒で一気に2位に浮上、終了となった。ふわぁ〜、やったよ、こんな土壇場からの逆転は長い麻雀人生でも滅多にない。(↓は上がった瞬間をデジカメ撮影。この後ツモボタンをクリックした)

するとだ、またしても開けたいゾMRからメールが来た。「またまた見てました。あそこで「白」感動でした」あはは、そうだろうて。「あそこは国士しかないですが普通上がれません」との感想でごもっとも。上がった私自身が驚いているくらいだから。いつも思うが実生活ではこんな劇的、ドラマチックなシーンにはほとんど出くわさない。麻雀にはちょくちょくそれがあり、これがいつまで経っても麻雀を止められないワケなんだよなぁ。(最近、麻雀ネタばっかしやぁ)

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