2017年9月7日木曜日

他山の石以て玉を攻むべし

人間ドックの胃カメラに来た中年男性の履歴をみたら、以前私が当直の時に急性心筋梗塞で点妖怪病院に緊急搬送させた人だった。

その人は1年半程前、夜22時半ごろに診察させて欲しいと来た。自宅でTVを観ていたら急に左背部痛を感じ湿布貼って休もうとしたが痛みが引かずすぐに青雲会病院を受診した。心電図と症状だけで心筋梗塞だろうと診断し、点妖怪に紹介し、翌朝やはりその通りでステント留置したと電話報告があった。そのいきさつはちゃんとこてる日記にも書かれていた(2016年4月6日水曜日「年を重ねるもよし」)。それでその後は来院することはなく人間ドックで久しぶりに来院した。「あの時は慌てましたね。その後は調子はいいですか?」と尋ねると「問題ありません。今はマキシン内科に通院しています」とのことだった。この人は毎年人間ドックを受けていてそれまで心電図も問題なく、糖尿病もなかった。タバコも吸っていなかった。ただコレステロールがやや高かったくらい。この程度で心筋梗塞を起こすものなのか。

で、自分のドックのデータを見直してみた。心電図、血圧、血糖、問題ない。タバコも吸わない。コレステロールはやや肥満なのに正常範囲内だ。血圧だけは10年くらい前から正常範囲内だけど薬を飲んでいる。これは正常範囲でもやや高め(130くらい)だったからで今では110台をほぼキープしている。140越えてから降圧させるより早め早めが良かろうと判断してのことだった。うむ、問題ないではないか。これ以上自分の身に置き換え何かすべきかは思いつかない。カールに言わせれば「もっと痩せなきゃ」だが・・。

ともかくも「他山の石以て(もって)玉を攻(おさ)むべし」だね。

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