2017年3月12日日曜日

アカデミー賞ハプニング

今年のアカデミー賞の授賞式の様子を録画で見た。いつもは録画してまでは見ないが前代未聞の作品賞発表ミスがあったと聞き興味が湧いた。司会者がジミー・キンメルという中年男性で私は全く知らなかった。でもこいつが初司会だというのにうまいんだ。出だしから「私はトランプ大統領に感謝している(もちろん皮肉)」とうそぶき、助演女優発表では「もっとも過大評価されている女優のメリル・ストリープさん」と紹介し、そして席に座っていた俳優マット・デイモンをいじること!これが観客に受けていた。いったい何者?とネットで調べると放映しているABCの看板司会者で「マット・デイモンとは宿敵の間柄」だそうで、視聴者は承知のことだった。

で、作品賞発表だがプレゼンテイターがウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイというアメリカン・ニューシネマの傑作「ボニーとクライド(俺たちに明日はない)」の共演者二人で、封を切って読み上げようとするベイティが戸惑っていて発表できずにいた。そりゃそうだろう、そこには受賞作品ではなく「ラ・ラ・ランド」出演の女優エマ・ストーンの名前が書かれていたからだ。隣でフェイ・ダナウェイが「ベイティ何しているの早く読み上げなさいよ」といった感じで見つめ、困ったベイティは彼女に受賞の紙を見せ、そこでダナウェイは小さく書かれていた「ラ・ラ・ランド」を高らかに読み上げちゃったのだ。
大喜びのラ・ラ・ランド関係者。下馬評通りの結果で当初は誰もこの結果に疑いはしなかったはずだ。しかし関係者が訂正に入る。ここで偉かったのがラ・ラ・ランドのプロデューサーのジョーダン・ホロウィッツだ。みんなを制し「勝者は『ムーンライト』だ。これは冗談じゃない。本当だ」と正しい結果の紙をかざしてみせた(名前はジョーダンだけど・・笑)。頭は光っているもののまだ若くこの人今後もいい映画を作りそう。(冒頭の写真参照)

今回のミスの犯人は会計コンサルティング会社プライスウォーターハウスクーパース(PwC)の担当者2人の不注意によるものでこの2人は授賞式から永久追放になった。担当会社は83年もこの業務に携わっていたが、あってはならない事態に今後も契約を続けるかまだ未定だそうだ。ただ、普段この賞に興味ない人まで見る気にさせてくれた功績はあったな・・。

午後は見せたまえ雀荘で久々のリアル麻雀だった。いつものダイボDrが当番医で福祉茸君に来てもらった。そうそう、修理した雀卓は快調そのもので1回もトラブルはなかった。で、結果はというと何と私、サブアラド、見せたまえ全員が福祉茸君にやられてしまった。私がかろうじて−30であとの二人は大負け。こんな時も写真にはしっかり収めておこう・・あらら、ところが珍しくデジカメを忘れていた。なんか勝手が違うと思っていたがそこだったか。

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