2015年4月30日木曜日

廃車

雨の朝、いつもと同じように家を出た・・はずだった。しかしおよそ5分後、暗転する事態になろうとは・・。

伊敷台から高速に乗る場合、私は裏道を通る。ちょうど高速道路を右に沿って降りる近道で地域住民専用といってもいい道だ。雨の中ややスピードが出ていたかもしれない。高速の下をくぐる通用路が右にありそこのちょっと先に2mほどの超短いガードレールがあり位置が道路中央に少し寄っていて幅員が狭くなるため通りにくくなっている。向こうから車が走ってきて若干こちらに近寄ったので私もわずかに左に幅寄せした。特に危ない運転をしたつもりはなかったがいつも気をつけているガードレールのことをすっかり失念していた。気がついたときには目の前に現れ左前方を避けようにも全く時間の余裕はなかった。ブレーキを瞬間踏んだと思ったがー。

ガシャ!!

あーー!やっちまった。プリウスの左前方のタイヤ付近までガードレールの端にまともに衝突、食い込んでしまい、バックのアクセル踏んでもぴくりとも動かなかった。あーあ。すぐに病院に電話をし自損事故に遭い遅れる旨を伝えた。降りて確認すると左前方はぐっしゃりでタイヤはパンクしボンネット中の配線も剥き出しになっていた。身体は全く何ともなくエアバッグも開いてはいなかった。
困った。まずはカールに電話すると保険会社のロードサービスに電話するよう言われ、掛けたがこれが少し手順を誤った。まずは警察に電話すべきだった。コールセンターのお姉さんは丁寧な応対なのだけど場所の確認など手間取り(相手は鹿児島県外)時間がかかるかかる。近隣住民が駆けつけ代わりに警察に電話してくれた。

そのうちカールも警察も来てくれたのだがレッカー車は遅れた。小雨の中、意外に交通量の多い道のため車は一旦停止して行き来していた。事故から1時間くらいしてようやくレッカーが到着したものの、プリウスはレールに食い込んでいたため外したり移動準備にこれまた時間が掛かった。地域住民の一人は「このガードレールはしょっちゅう自損事故を起こしている。今月もあって修理したばかりだ。今年であなたで3台目だ」と教えてくれた。確かに車には邪魔なレールでデジカメ写真で撮って後にみんなに見せると「これは撤去すべきでしょう」という意見が多かった。普通に枠内の左端を通行していると確実にぶつかる位置に設置されているのだ。その下に用水路があって内側に幅寄せせざるを得なかったのだろう。それがないと車が歩行路に入り込みそうだから仕方ないなのかもしれない。私は道路に色づけすれば今後私のような事故は起きないのにと思った。でも役所はそんなことお構いなしなんだろうなー。

レッカー移動に1時間かかり、カールの「だからあなたの運転はあぶないっていつも言っていたでしょ」というお小言に反論出来いないまま鹿児島トヨタに乗せて行ってもらった。担当社員のヨシナオさんに事情を話し代車の準備、さらに次期プリウスを買うまでの中古車探しを頼んだ。車は「おそらく修理に100万以上かかる」ほどの破損ぶりだったし、もう6年も乗り次期型を買う予定でもあった故、廃車にすることにした。なんかあっけない。「テル君のプリウスって何だかかわいそう」とカールはプリウスに同情していた。うん、何だかわかる。今度は大事にするから・・。

サクシードという営業車風の代車をあてがってもらい、それで病院に着いたのはもうお昼だった。情報は伝わっていてみんな口々に「大丈夫だったですか」と心配してくれた。「身体はまったくどうもないけど車は廃車だよ」というと一様に驚いてどんなひどい事故だろうという顔をした。私はデジカメにたくさんその様子を収めていたのでそれを見せた。デジカメは役に立つ物だが今日は10回以上も役に立ち増した、ハイ。

内視鏡室ではシホねえNsが聞いてきて「え、廃車?廃車ですか?」と言うから「うん、車は廃車(はいしゃ)、オレは医者(いしゃ)」と答えると一本取られたとう表情だった。はあ、でも受けていいことないわ。昼過ぎに猛烈に疲れと眠気がやって来てうつらうつらしていた。無理せず仮眠を取った。また事故ったらシャレにもならないしー。

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