2014年2月16日日曜日

呼吸困難さんいらっしゃい

朝からうだうだと家で過ごし夕方から当直だった。

早速外来のノロNsから連絡が入り20代女性の呼吸困難救急が入るという。その年齢なら過換気症候群だろうと予想したらまさにその通りだった。たいていは落ち着かせるだけで自然と収まり帰宅するだけの最初だけいかにも救急という竜頭蛇尾パターンをとるが、この人はなかなかはぁはぁぜぇぜぇが収まらず久しぶりにペーパーバッグ法を試させ、それでも終わらないので点滴つないで鎮静剤を使いようやく収まった。

夜、今度は高齢女性の呼吸困難が来た。この場合は過換気症候群の可能性はまずない。聴けば喘息持ちとのことで確かに気管支狭窄音がありすぐにネブライザー吸入と点滴を指示した。しかし反応なく相変わらず呼吸困難が続くため入院させることにした。その間も幾人か患者を診ていたが病棟Nsからどうにも症状がよくならないだけでなく今にも息が止まりそうとのことですぐに上がり気管内挿管をした。いやー、危なかったねえ。重積発作でほっとけば危ないところだった。最初は同じ救急の呼吸困難でも即帰れる人、人工呼吸器につながる人、結果はえらく違うものやなー。(後者は1週間ほどして抜管可能となり今はほぼ正常となっている)

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