2022年11月14日月曜日

サンマを喰らったけれど

昨日の夕げはサンマだった。今年2回目のサンマだ。しかもいずれも11月になってからである。以前は9月になれば大きなサンマがよく食卓に出て「秋刀魚苦いかしょっぱいか」などと私が口ずさむのが恒例だったのにー。

ついこの前10月末の福岡での学会で、ランチョンセミナーに間に合わないと知った私は博多駅前の地下街で定食屋を探した。サンマの定食を出しているところが二店ほどあり、「今年の初めてのサンマが食べられる」とそのうちの一つに入った。で、さっそく注文すると「すみません、サンマは売り切れです」だって。はあ、まだお昼もそんなに遅くないのにもう?隣に座っているおっさんの皿を見れば食べ終わったばかりのサンマの骨が・・。仕方ないんで天丼を頼んだのだった。

そのサンマはとっても小ぶりであっという間に食べ終えた。はらわたまでしっかり食べて少し苦かったな。


カールによると最近はサンマが高くてなかなか買えやしないという。しかも大きいサイズのがないと。サンマの不漁はここ何年も続いている。温暖化の影響とか隣の某C国が大量に獲っているのが原因だとか言われているが絶対にこれという原因はまだよく分かっていないらしい。今日、スーパーで見たら塩サンマが2匹で540円くらいだった。カールは生サンマにこだわっていつも提供してくれるけれど塩サンマでもこれくらい高くなっている。子ども頃のころから塩焼きや蒲焼き缶詰などで魚の中でも特に食べ親しんだサンマが高級魚になって欲しくない。

ただ報道ではしばらくはサンマの漁獲量の回復の望みは薄いらしい。これまでサンマを世界で一番多く食べてきた日本人へのしっぺ返しなのか。獲りすぎたのならごめんなさい。だから、情(こころ)あらば伝えてよ、せめて秋には脂身の乗った身振りのいいサンマを喰らわせてと。

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