土曜日は2回に1回は仕事が組まれていて、その上、今日は夕方までの日直もある。さぞ忙しったかと思われるかもしれないが、さにあらず。かなりヒマな土曜日だった。午後なんて13時ごろに患者一人診ただけで後はうたた寝していたもん。
唯一の予定外は緊急内視鏡があったことくらいか。土曜日は基本、内視鏡は行わないが、「初老の男性患者が1週間前から心窩部痛あり、今朝からタール便が出た」という病状を聞き、「あ、これは胃カメラをすべき症例」とピンときた。昼前に緊急内視鏡を行い、結果はやはり出血性の胃潰瘍で内視鏡的止血処置が必要だった。胃の中は血だらけで、止血処置が終わった後も患者さんは嘔吐が数回あり、無論入院させたが、夕方はタール便もまた出た。心配する看護師に「それは昼の出血の残血だから大丈夫」と言い残して帰宅した。あれだけしっかりクリップを掛けたらそうそう再出血するはずはなかろうてー。
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