2020年4月22日水曜日

風評と戦う

ここ数日、姶良市で新型コロナ患者が発生したとのニュースが県内を駆け巡った。70代の祖母が罹った経路をたどると看護学生の孫が福岡に友人らと旅行に行きそこから感染したと思われ、看護学生3人が予想通りコロナ陽性と判明した。これで一気に県内感染者は10人に増えた。これなどは感染が増えていた福岡に行くのを控えれば防げたケースだ。「まさか自分らがー」「マスクをしていれば」といった甘えがあったと言われても仕方ない。私も4月からボウリングは止めているし、仲間内の麻雀も「緊急事態宣言が出ている間は自主的に止めておこう」となった。それが大人のわきまえなんだが、看護学生らは20才過ぎているとはいえまだまだ子供気分が抜けていないのだろう。

「病院に行くとコロナがうつる」という不安心理もあってか病院やその職員に対し忌避する過剰な態度もあると聞く。実際ここ最近は外来患者の減少やドックのキャンセル数も目立つようになった。代理受診やオンライン診療もOKとなり外来患者がある程度減るのは織り込み済みだが、必要以上に「あそこはヤバい」と思わないで欲しい。はっきり言わせてもらうが、青雲会病院にはコロナ患者は入院していませんからー。コロナが疑わしい人はすべて病院外でPCRを検査しているし、救急CT室で撮影中はその間は救急外来室には誰も入らないし、窓は開放、すぐに消毒をし終える。院内にウイルスが残ったりしている可能性は0(ゼロ)と断言出来る。

姶良で発生したコロナ患者がどこに入院しているかは私も知らない。ただ、県の方針でまず入院を預かる施設が決められているのでおよそ察しはつく。今後患者が増えて姶良・伊佐地域で入院がまかないきれなくなったら青雲会病院も受け入れることになるだろう。そういう事態にならないでほしいとは思うが、それまでは全く今までどおりだ。病院はコロナとも戦っているが風評とも戦わないといけない。

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