2019年4月3日水曜日

入院が多かったワケ

朝、出かける時にゲンちゃんが珍しく2階に上がって縁から下を覗いていた。危ないナァ。ネコとはいえ万一落っこちたら大怪我をしてしまうヨ。

そんなハラハラが病院での仕事にも伝わったのか、今日は外来担当でとにかく入院が必要な患者さんが多かった。到着間もなく、当直の泌尿器科合い言葉Drが今朝方救急で来た腹痛患者を診てくれとのことでとりあえず腹部CT指示を出していたら、放射線科から「門脈内にガスがある」と連絡ありこれはピッピDrに後を頼んだ(結局鹿児島市内の病院に転送)。実は他にも腹痛の救急を要する患者が来ていてそっちを診察しなくてはならなかったのだ。それは最初イレウス(腸閉塞)かなと思って採血、点滴、レントゲン、CTを指示を出した。その間ルーチンのスメア検査もあるが今日に限って「被験者はゼロです」と有り難い連絡が・・これってとても珍しい。でも有り難かったのはここまで。腹痛患者は実は急性虫垂炎と判明し外科にお願いした(結局夕方手術になり一部穿孔していたらしい)。

この後も70才男性間質性肺炎、79才女性呼吸不全、33才男性急性腎盂腎炎と午後に入院があり、さらに蒲生の医院から99才女性肺炎の入院治療依頼があり、それを受けたら今度は下血がひどい91才女性が外来に来ているという。思わず「何てこったー!」って声を上げそうになったが、さすがにこの90才代の2人を同時には診察出来ないとゴネて、肺炎患者の指示だけ出して後はクニンダDrに任せた。下血患者はたいてい私が診る暗黙の了解がある。面倒な大腸憩室出血でなければいいが。しかし結果は虚血性大腸炎で少しほっとした。ただ炎症の程度がひどく入院を勧めた。

結局、7人入院のうち4人は私が担当することになった。やれやれだが3人の患者を他のDrが診てくれたおかげで相当助かった。ここまで忙しかったのは最近珍しい。そうか、朝、ゲンちゃんが珍しいことをしていたからだな。

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