2019年4月10日水曜日

ぶひーっ!忙しい

ぶひーっ!忙しいぞ、このヤロー。

先週も水曜日の外来は忙しかったが今週もそう。新患がなぜか多くしかも重症か入院が必要な患者が多い。60代男性が下腹部が痛いそうな。採血、腹部CTの指示を出した。70代女性が腹痛嘔気あるそうな、同様の指示。火事やねん病院から70代女性、黒色便あったんだってさ、胃カメラや。60代男性、ブルーベリーのような便が出たってかい?美味しそう・・おっと食べたらとんでもないことになる、はい採血、胃カメラへ。90代女性、何?またまた火事やねん病院からの紹介かい、発熱ひどくて入院加療希望ってか。しゃあないな。先週も紹介患者送ってきていたぞ、まるで青雲会付属火事やねん病院だ。80代男性、最近ものがつまるってか。これまで1回も胃カメラ受けたことがない・・うーむそんなのが怖いのよ、はい胃カメラへ直行。40代女性、健診で言われた食道乳頭腫が気になるんだって?それより血圧高いよアンタまだ若いのに、胃カメラは今日は満杯になった、来週来てネ。そうだ、先週胃カメラで見つかった胃癌の50代女性の紹介状を書いて本人に渡さねば。東京は慈恵医科大での治療希望か。そんなに進行していないからきっと大丈夫だろう。夕方にはカジキマグロ病院から60代女性でCRP30の腹痛患者を診て欲しいってか。もう残り1床しか空きベッドがないが受けましょう、救急で送ってちょうだい。救急車待っている間に今度は愛乱病院から洗剤を半分飲んだ患者(性別不明)を診てくれって?もう電話に出る気がせず、ピッピDrに代わってもらった。しばし後で聞いたら受けずに他病院に紹介となったそうだ。いつもなら青雲会担当なんだがキャパを越えてしまっていたよ。

さて、60代男性は実は尿管結石だった。それがCT画像で分かった途端、泌尿器科の合い言葉Drにその後を丸投げした。私でも診られないことはないがバックオーダー抱えすぎだった。70代女性は小腸イレウスで入院(私担当)、もう一人の70代女性火事やねん黒色便は内視鏡では大したことなくそのままお帰り。60代ブルーベリーは十二指腸の球後部から潰瘍出血していてクリップ止血後入院(ピッピDrに担当してもらった)、90代火事やねん女性は腎盂腎炎で入院(私担当)させたがものすごく咆えまくる認知症の人で先が思いやられた。80代詰まり男性は危惧したとおり進行食道癌だった。だから一度も内視鏡受けていない人は怖いんだ。鹿大消化器外科に紹介状を書き来週月曜に受診するようFaxのやりとりをした。60代CRP30女性は私が受け持つつもりだったが直前にカジキマグロ病院が撮った腹部CTに胆嚢結石と胆嚢腫大が確認でき、緊急で処置が必要かと思われた。外科オンコールのキブンDrに電話したら帰った直後だというのに(病院に)来ますとのこと。で、彼はPTGBDという胆汁を対外に逃がす処置を試みたのだが体型的な問題もあって難しく、結局プーさん病院に救急転送となった。すぐに手術になるらしい。やれやれ。

この後、今夜は当直。なぜか夜になったらぐっと忙しさがなくなり、発熱の70代女性が来たくらい。本人が「インフルエンザが心配なんですぅ」とやや時季外れの病状訴えをするので「ここ2週間インフルエンザはうちでは出ていないんですよ」と答えつつも本人が希望するならとチェックしたら、何と本当にインフルエンザA型が出たじゃない。うへ、まだまだ油断できねえ。

大変忙しい1日だったが、患者を4人も他のDrに委任した。もし全部自分でやり切ろうとしたらパンクしていた。2日後は小腸イレウスも外科の信号Drに引き受けてもらった。スムーズに他科との引き受け、引き渡しがしやすいのも青雲会病院のいいとところだ。そうでなくちゃ、やっとれんばい。で、そのまま医局ソファで寝ていた。明け方、「鼻血が止まらない」という80代男性が来ているという。

「はいはい、すぐに外来に降りますからねー」

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