2017年8月27日日曜日

40才になったらやるべきこと

24時間テレビって毎年やっているねえ。私は正直言って障害者のビデオを見るのは好きじゃない。なんかこう、もどかしさと心への負担を感じる。おっと、今日はそれを言いたいのではない。番組に元プロ野球選手の大島康徳(66才)が大腸癌になって手術を受け肝転移もあるステージ4であると告白していた。小林麻央さんのブログを読んで勇気づけられたことや前向きに生きていく点に焦点が当てられていたが、私は何で予防のためにどうしたら良かったのかを強調しないんだと思った。

青雲会病院では今月たまたまなのか、大腸のポリープを切除したら実は早期大腸癌だったというケースが4件あった。共通するのはいずれも検診や人間ドックで便潜血陽性を指摘され年齢も40才前後と若いということで、当然4人とも症状は全くない。これはどういうことかというと、この人たちが検診を受けなければ確実に数年後は進行癌となって命の行く末が案じられていたということだ。便潜血陽性でも半数近くは大腸内視鏡で異常なしだが、30人に1人は大腸癌は見つかる。今月で言えば10人に1人以上の確率でとにかく驚いた。

40才になったら大腸癌検診(検便だけで済む)を受けよう。可能なら大腸内視鏡を受ける方がもっといい。「症状がないから」「家族に癌の人がいないから」「怖いから」・・様々な理由で検診や検査を受けない人たちがいる。でも大腸癌で亡くなる人はそんな人たちだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿