2017年4月18日火曜日

ザガーロはアボルブ

今日の医局会の後は薬の説明会だった。「暗く隅に置けん」製薬の「ザガーロ」という薬でなんと珍しい、脱毛症治療薬だった。詳しくは男性型脱毛治療薬で男性ホルモンであるテストステロンのヘアサイクルへの関与をブロックすることで毛が軟毛化し徐々に脱落するのを予防するんだとか。これに可愛いんだ理事長もシマッチ院長も反応した。お二人とも結構薄くなっているからなぁ。その点私は恵まれている。白髪こそ増えてきたが髪の毛が多く伸びるとうざくてたまに白髪は毛抜きしているくらいだ。その時間違って黒髪を抜いてしまっても気にしない。薄毛の人にしてみれば「なっともったいない」だろーが。

ただこの薬、説明でもあったが同じ会社の「アボルブ」という前立腺肥大症の薬と名前こそ違え全く同じ成分の薬であった。従って前立腺肥大症で薄毛の男性はアボルブを処方してもらえば一石二鳥だ。シマッチ院長などふむふむとほくそ笑んでいた。これは脱毛治療薬が非保険薬で自費治療になるための措置ということだ。確か以前もそんな薬があった。「ザルティア」というこれも前立腺肥大症の排尿障害を改善する薬だがこれは勃起改善薬の「シアリス」と全く同成分なのだ。ただ、ザルティアが2.5mgか5mgなのに対してシアリスは10mgか20mgと量が多い。でもザルティアを2錠から4錠飲めばシアリスと同じくらいの量になるのでそっち方面の利用を目論む輩がいてもおかしくはない。ただし厚労省も当然怪しい処方をしたり受けたりには目をひからせているのできちんと処方、服薬しておかねばならない。

それにしても前立腺肥大症という病気、何かと別の治療の薬が出てきやすいんだ。前立腺、なかなかアナどれませんナ。

0 件のコメント:

コメントを投稿