2014年11月1日土曜日

朝駆け

深夜打った天鳳では序盤満貫を放銃した後、ピンズのチンイツのチャンス手が来た。対面の初手9ピンをポンすればすぐにでも聴牌し満貫を上がれていた。しかしこれを見送った。というのも2巡目で私の手は以下のようになっていたからだ。

①①①②③④④⑥⑦⑧⑨⑨白

これ分かる?次ぎに面前で⑤か⑨が来れば役満九蓮宝燈の聴牌、こんなチャンスは滅多にない。勝負に徹すれば⑨ピンのポンだったろうし、6巡目①ピンが出てこれをポンすればまたもや聴牌だったがこれもやらなかった。これまで5回ほど九蓮は聴牌するも上がれておらずついつい夢を追った。しかしここは鳳凰卓、そんな緩い打牌を逃してはくれず9巡目に対面に上がられてしまった。結局それがたたってラス。甘ちゃん雀士を言われても上がったことのない役満は一度は上がっておきたいんだよなー。

(ちなみにこれまで上がったことのある役満は、小四喜、国士無双、四暗刻、大三元、緑一色で九蓮宝燈、字一色、清老頭は聴牌止まりだ。地和、天和はなく最難関の四槓子はまず無理だろう。)

さて疲れて寝てしまったものの朝6時には眼が覚めうつらうつらネットをしていると不意に携帯が鳴った。青雲会病院からだ。うわ、こんな時間に電話っていい感じが全くしない。当直のタッピーNsからで合い言葉Drの病棟高齢女性患者の新鮮吐血で状態が悪いという。ううむ、午前は外来もあるし緊急内視鏡をするなら今のうちだ。「内視鏡室スタッフすぐ連絡して30分後には内視鏡出来るようにしておいてくれ」と頼み、高速道路で向かった。昨日は帰宅遅く今朝は就業前に出勤、まさに夜討ち朝駆けだ。

検査直前にみた患者さんは予想以上に状態が悪かった。血圧はほとんど計れず直前のヘモグロビンが4台(!)で瀕死といってよかった。タッピーNsは助からないのではと思っていたそうだ。内視鏡で見てみると大きな十二指腸潰瘍があり露出血管からどくどくと出る動脈血であふれひどいものだった。HSE注入後クリップがしっかり噛んでくれ止血はうまくいった。点滴を速め、輸血をオーダーした。ふー、とりあえず危機は脱した。

この後昨夜の憩室下血の患者の観察内視鏡もあった。結紮ゴムは外れていて中途半端だが血は止まっていてほっとした。終わるや否や本来の業務、外来診察へ向かっていたのだった。

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