2023年8月6日日曜日

「夏の甲子園開会式」下世話感想

今日から夏の甲子園大会が開幕だ。日曜ということもあって開会式を見た。4年ぶりに選手全員参加、ブラスバンド、合唱付きの開会式ということ、さらに以前とは少しずつではあるが変化しつつある点もあり、非常に興味深く見た。後でもう一回ビデオで流し写真を撮りまくった。それを元に日記を書きたいが相当長くなりそうだ。ポイントだけにして以下に感想を記(しる)そう。

まず一番印象に残った映像。それは全先導役の高校生光永翔音君が歩いた後、整列した全チームがいっせいに歩き始めた空撮シーンだ。

美しい。ユニフォームがパステルカラーで昔と比べ華やかになっていることよ。その中でもひときわ異彩を放っていたのが、初出場の静岡県代表浜松開誠館だ。行進の時、ギョッとした。高校生のユニフォームはどんな色であれ基本は白色調だ。カラーユニフォームは星稜のイエロー、近江のブルーが有名だがどちらも白が混ざっている。しかし浜松開誠館のはダークグレイでそこに赤色のロゴが入る。びっくりしたわ。
それでなくても今年は赤色のユニフォームが目立った。奈良の智弁学園は言わずもがな、初出場の高知中央、東東京の共栄学園、久々の福井の北陸、おかやま山陽などいずれも鮮やかな赤色だ。彼らを先導する市立西宮高校のプラカード嬢で誰が可愛いかなぁ〜と見た中では専大松戸と立正大淞南の女の子かなぁ。

立正大の子は今年から始まった飲水タイムでミネラルウォーター飲んでいるシーンをしっかりカメラに抜かれていた。カメラマンが選んだのは彼女!だった。
試合中にクーリングタイムも設けられるとのことでこれは微妙に試合の流れに影響しそう。その昔、1994年の決勝で樟南は5回のその頃導入された5回裏後のグラウンド清掃タイムの後、佐賀商に得点されリズムを崩し、いったん1点突き放すもその後の逆転につながってしまった。暑さ対策なのか、開会式でのスピーチで誰一人スーツ姿のお偉方はいなかった。白のポロシャツで統一されていたわ。今年野球殿堂入りした作曲家古関裕而氏にちなみ、大会歌「栄冠は君に輝く」を歌った歌手&俳優の山崎育三郎さんも同様に白シャツだった。
アナウンサーが「NHKのスポーツ番組開始時に使われる曲(スポーツショー行進曲)も古関さんの作曲です」と紹介していたが、私は先刻承知だった。だって大学生のころレコード買ったもんね。無論「栄冠は君に輝く」も買っている。そしてこの曲の歌詞だが、ちょっと違和感があるところが3番の歌詞の「かようもの美しくにおえる健康」の部分だ。他の歌詞は野球や青春など想起される言葉をうまく組み合わせそれなりにいいのだが、ここの歌詞、特に「健康」という言葉はおそらく他の作詞者だったら使わないだろう。悪い意味で言っているのではない。逆にこの歌に秘められた命の部分だとさえ思うのだ。だから私はこの歌を歌うたびにここで涙が出そうになる。

そしたらだよ。式が終わったあとの司会席インタビューで山崎育三郎さんがアナウンサーから「この歌の中で好きなフレーズなどありますか?」と質問され(おそらくは事前に決まっていた質問だろうが)、その答えに「美しく匂える健康」のところと言ったんだ。なぜか?実は公募当選した作詞者の加賀大介さんが自身野球少年だったのに16歳の時に怪我で右脚切断せざる得なくなり、その無念さが「健康」への憧れを込めて書かせたのだ。そのエピソードを山崎さんはちゃんと語ってくれていた。そして2年前にも甲子園で歌ったが、あの時は無観客で伴奏も合唱もなかった、今年はそうではなく、歌いながらぐっと来るものがあり、そのフレーズを歌うときは涙が出そうになったという。コロナ禍という未曾有の事態に私たちは健康だからこそこの舞台に立てるんだという思いを強くしたのだと。うむ。

さて今年の注目選手はというと、打撃では花巻東の佐々木麟太郎、広陵のボンズこと真鍋慧(まなべ・けいた)、九州国際大付属の佐倉俠史朗(さくら・きょうしろう)のいずれもガタイのいい左のスラッガー3人だそうだ。この3人見た目も凄い。まずは佐々木麟太郎。花巻東の監督の息子だ。少年時代はあの大谷翔平のお父さんから指導を受けて来た。もう、漫画に出てきそうな顔で、体重も113kgもあり「巨人の星」だったら対戦相手のしかも悪役4番バッターって感じ。
次はあのメジャーリーグのホームラン記録保持者バリー・ボンズを彷彿とさせる広陵の真鍋慧。身長190cmで顔つきは確かにボンズに似ているか。
九国大の佐倉俠史朗は比較的おとなしい顔つきだが、それより名前がいい。キョーシローだよ。「俠」って任侠とか侠客とかを連想させる。
そして3人ともおっさん顔ってのは共通だ。仙台育英のキャップテン山田脩也君と比較してみよ。その差歴然だ。

大谷のエンゼルスの試合がつまらなさすぎてもしばらくは夏の甲子園で楽しめるナ。そんなわけで恒例の週刊朝日の今年は「AERA」の増刊号になっている特集雑誌を買い求めた。あれ?と思ったのが、今年の表紙の女の子が例年と比較してえらく可愛いんだ。例年がブスというわけではない。ただ明るくて元気なチアガールって感じの女の子が多かった。今年の子はお顔が非常に整っていて、まるで芸能人でも不思議ではない可愛い子なんだ。何度も見入ってしまった。毎年見ているので分かる、今年の子は違う。
それで調べてみたよ。そしたら元市立船橋のチアリーダー現日向坂46の清水理央さんだって分かった。納得だ。プラカード嬢も悪くはないが、この表紙の子と比べると・・ねえ。そうそう、表紙に選ばれるとわずかならがギャラももらえるそうだよ。ハイ、開会式の下世話感想はこのへんで終わり、でした。

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