2023年2月3日金曜日

今年の恵方は南南東

朝食は「これをどうぞ」と のり巻きをカールに渡され、食べてみた。そういえば今日は節分で恵方巻きとやらを食べる日らしい。前にも書いた気がするが、この「恵方巻き」っていったい何なのか私にはよく分からない。少なくとも20世紀には経験したことはなかった。

商魂たくましいコンビニなどが押し進めたからなど言われるが、倹約家のカールがそんなところから購入するはずもない。ちなみにカールはバレンタインデーでもチョコは買ってこない。手作りで済ます。「つまらないことにお金を使いたくないの」と義理チョコも1回も上げたことはないそうだ。ふむふむ。だから恵方巻きもいつも手作りだ。

「でもこれ、方角があるんだろ?」と私が尋ねてもカールも「知らない」という。ま、気にせず適当な方角を向いてパクパクと食べた。後で知ると今年の恵方は南南東らしい。ふーん。

そんな節分の夜のMリーグで面白いシーンがあった。毎夜、半荘2回のゲームがあり、その最終半荘のオーラス南4局にそれは起きた。現在、参加8チームで最下位独走中の赤坂ドリブンズのうち園田賢プロが苦しみながらも2位に浮上し、最後5200点以上を上がればトップという場面だった。

手の中にドラが1枚でもあればリーチしてトップの可能性が広がる。しかし、ドラは字牌の「東」でこれは最低2枚を使わないと上がれない。他には赤ドラがあればだがこれも他家に使われていた。で、自風の「南」を重ねたところでこれをポンすればあと「東」を使うことで条件をクリアできる。どうにかポンしていわゆるダブ南(自風と南場)の2役を確定できた。しかし最終的には場に出にくい「東」待ちで自分のツモで持って来るか現在ラス目のサクラナイツの堀慎吾プロが出してくれるか・・。

そして、オーラス以外なら出て来ないであろうドラの「東」は堀から放たれ、園田が「ロン!」満貫8千点となりトップを逆転し、ダンビリのドリブンズにとって残り1ヶ月のレギュラーシーズンのわずかな望みをつなぐことが出来た。

ここで、ふと気がついたのだが、ダブ南の東で上がってトップを取れたということは・・ハッ!まさに「南南東」、本日の幸運の方角だったのかっ。お見事!

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