2022年1月27日木曜日

コロナでグチる

今日の当院のコロナPCR陽性者は41名だったって。いやはや月曜から20名20名30名40名とうなぎ上りに増えてきている。姶良地域に限ったことでなく鹿児島市も相当な感染者数になっている。幸い重症化した患者さんが多くないのはこれまでも触れてきたが、問題は濃厚接触者対応になった人たちが長期休まなければならなく、介護施設、児童施設などが休園になりそのあおりを地域社会が被(こうむ)っていることだ。

今度の土曜日に午前中勤務予定だったコジロ女医が「(休園で鹿児島市の)子どもを預かってくれる施設がない」と困ってしまった。そこで私が代診することになった。ま、特にその日午前は用事をいれていなかったし、ここはお互い様だ。

今、保健所の業務は本来の仕事が出来ない状態に陥っている。この前も触れた感染症の2類相当という基準が完璧には守られていない。なぜそう言えるのか。2類と言えば結核もそうなのよ。感染力を持った結核患者を何百人も自宅待機させますかってことだ。入院させて感染病棟で治療するのが当たり前なのに。それに2類のままだと地方自治体の自由な采配(「自治事務」という)では対処できず、「法定受託事務」という国が本来果たす役割を法律・政令により自治体の事務処理が義務付けられるものになる。それをきちんと守ろうとすればこの何百人もの事務処理は全く不可能なのでもう放置プレイするしかなくなっているのだ。そもそもこのオミクロン、ほんとに重症患者さんが少ない。世界的にみてもそうらしいからこれまでのコロナと同じような対処法では社会的損失が大きいのではないか?

つまり、現状このオミクロンのコロナはこれまでの感染症の法律では対処できていない、ならば対処出来るように決まり(法律でも政令でも)を変えればいいのにと思う。この前書いたようにそれがこの日本ではなかなか出来ない。現場が混乱するとか言っているけれどすでに混乱しつつあるじゃない。はあ、毎回私はぼやいているヨ。でもあと1ヶ月もすればほぼ収束に向かうはずだから(南アメリカやイギリスをみてそう判断出来る)、そしたら決まりを変えずにどうにかなったということで、やっぱり今までどおりってことになるのか・・ああ。

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