2021年5月24日月曜日

病院へ行こう

昨日の午後のロッジ。ハッピーちゃんとゲンちゃんの距離感はいつもこんなもの。

2時間半経ってもハッピーちゃんはゲンちゃんにはお構いなしです。
今日はまさに下血の日だった。可愛いんだ理事長から頼まれた中年男性は上行結腸の憩室出血でこれは幸いにして出血源憩室が見つかりお得意(?)のゴムバンド結紮法でしっかり止血できた。30代女性は痔出血もあったが念のため大腸内視鏡を受けた方がいいと勧めてやったところ、なんと大腸癌が見つかった。簡単に「痔でしょう」で済まさなくてよかった。やらずに過ごせば患者さんの命に関わる判断ミスとなっていた。原則どおり「下血があれば大腸内視鏡すべし」を守ったおかげだ。同じように30代女性でごく少量の下血があり大腸内視鏡した患者さんはS状結腸に大きなポリープがあった。内視鏡で切除したが先端は癌化している可能性が高い病変だった。いやはや30代と言えば癌年齢とは思われていないが癌やそれに近い病変は結構見つかるのだ。

例に出した3人はいずれも腹痛など痛みは全くなかった。「血は出るけど痛みがないから・・」と自分に言い訳して、受診しないのは絶対にいけない。このことを痛感したので今日の所属長会議で「なにか(意見は)ないか」との司会者の問いに手を挙げ、「みなさんも知り合いや友人から下血があった」と相談を受けたら必ず受診をするよう勧めて下さいとお願いをした。病院に行くだけで失わずに済む命がいかに多いか。このブログでも強調してもしきれないくらいだ。

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