2021年1月17日日曜日

ブラタモリで3点ゲット〜天橋立〜

 朝のYahooニュースに「共通テスト ブラタモリ的中」との見出しがあった。

16日に始まった大学入学共通テストで、「地理B」で出題された日本三景の1つ「天橋立」に関する問題について、天橋立を取り上げた9日放送のNHK「ブラタモリ」が、「的中した」とインターネット上で話題になっている。問題は、4地点から撮影された天橋立の写真の中から、北側から撮影した写真を選ぶというもの。番組に同方角から天橋立を撮影したシーンが登場したとして、ツイッターでは「おかげで地理の第5問取れました」「ありがとうブラタモリ」などとする投稿が相次いだ。

これにカールが「ああ、私も見たけどあの回良かったわ」と先週のブラタモリを賞賛していた。私たちはちょうど1年と2ヶ月前に天橋立を訪れていたので当然関心はある。ただ私は見過ごしていた。麻雀をしていたんだ。後からタイムシフトでーと思っていてもうちのハードディスクの容量では5日分くらいしか持たない。これは再放送を待たねばな。

で、遅ればせながら私も見てみた。これは・・番組を見ていて正解出来ない人はいないだろう。だって冒頭から10分以上に渡って南側からの景色と北側からの景色の違いをテーマにしていたからだ。答えの北側からの景色は②が正解である。そして最近でこそ南側からが天橋立の代表的な眺めとしてよく取り上げられるが、平安時代から江戸時代までずっと北側が中心で日本三景も北側からの眺めだったのだ。現場に立った私とカールもちょっと議論になった。甲乙付けがたいのだが・・私は少し迷って②かなぁ、カールは①の方がと意見は分かれたことは2019/11/23の日記にも書いた。http://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2019/11/blog-post_23.html
なお2019/11/29にも天橋立を話題にした。鉄道写真家中井精也の番組からでここでは④からの眺めの写真も出てくる。http://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2019/11/90.html
↑南側、↓北側
天橋立駅に着いてケーブルカーに乗ってまずは南側の丘から眺めるのが定番コースだ。ブラタモリではなぜに近代になって南側が発展したかを分かりやすく解説していた。最初北側が発展したのは国分寺が置かれたことと港があったこと、南側の発展は当時今よりも砂州への距離があって舟で渡るしかなかったのが徐々に砂州が延びて橋が大正時代に掛けられたことが決定的になった。鉄道も出来て京都からの観光にはずっと便利だったわけだ。

ブラタモリってほんとすごい番組だよなぁ。番組スタッフが相当入念に下調べしてから作っていることがよく分かる。今回は地理と歴史がメインだったが普通は地学の知識が主になることも多い。タモリも案内人の質問に知識だけではなくて洞察力でもすごさをみせてよく正解を出す。今回も「この礎石は?」に「国分寺ですかぁ」と答え、案内人を感心させていた。ただ「ケーブルカーは嫌だ・・」とか高所恐怖症ぶりな面をみせ、生真面目一辺倒な教養番組にならず楽しめる。

いやー、共通テスト制作側は1週間前、少し慌てたかな?そのものズバリを問題にしていたから。受験生側にすれば大事な共通テスト1週間前にブラタモリを見るべきかどうかは意見は分かれるだろうが、地理の得点3点を自信を持ってゲット出来たらその差で合否が決まる人もいるだろう。Yahooのトップページに紹介されるわけだ。

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