2015年11月11日水曜日

50才過ぎて初の子育て

久々に忙しい日中だった。当直明けにも関わらず昼も当番になり、ドクターヘリからの要請で高齢男性を受け入れた。自宅の土間で倒れて意識不明だったのを発見され、ヘリがやってきて救急車で運び、病院到着時は顔は泥で真っ黒、ただ意識はおおよそ戻っていてわざわざ鹿児島からヘリを飛ばすほどのことはないのではと思った。これは症状のキーワードに従って出動するからのようだ。この場合、「自宅で意識不明で倒れていた」という点に引っかかったのだろう。当然諸検査後入院になり点滴その他で治療開始した。その時点では分からなかったがまさかS状結腸が壊死状態にあったとは・・翌日緊急手術になったのだった。

夜は国分の京セラホテルまで講演会を聴きに行った。疲れも相当あったが、タナカッツMRやタシケントMRのベロリンガー主催で座長がシマッチ院長だったのでまあ義理もあるわけだ。席のとなりにはオダネストDrがいて久しぶりで胸部大動脈瘤で二度目の手術を受けたと聞いていた。その割には元気で声にも張りがあった。珍しく「韓ドラはまだ見ていますか」と聞かれ「あー、今年は1本(太陽を抱く月)だけしか見ていないですね」と答えると、以前奥さんの稽古Drと韓ドラネタで盛り上がったことを踏まえ「うちのは、例の韓国の仕打ちに怒ってもう見ないってなってですね。私は韓ドラ時代劇が好きでたまに見るんですがー」とのことで、それには「私も韓国の姿勢は好きではないですけどドラマはドラマで切り離して考えています」と答えた。

講演の間はほとんど寝ていて何も覚えていない。終わって頭スッキリしたところで懇親会があり立食で食べつつ姶良霧島地域の諸先生方と立ち話をしたその中にカジキマグロ病院のアリブーDrもいた。医学生、第二内科からの知り合いで5年ほど前からカジキマグロにいるのは紹介状などのやりとりで知っていた。その彼が「山打ち粉Drの子どもが可愛かったー」と言うのを聞き「え、山打ち粉Drって結婚したの?」と聞き返した。彼とは二内科同期で、一度見合い結婚したもののすぐに別れ、その後は独身だったはずだ。50才過ぎての初の子どもはそりゃ可愛いだろうが、いやー、今から子を育てをするのは大変やなあ。

「それはそうとアリブー先生も結婚してたの」と肝心なことを尋ねた。彼こそ独身のイメージがあったのだが。7、8年前に結婚して7才になる子がいるという。へー。50才前に出来た子だから山打ち粉Drほどではないにせよ、まだまだこれからや。そうそう、独身主義を貫くならまだしもそうでないなら結婚は早いほうがいいわー。

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