2015年8月2日日曜日

患者11件

今日は夕方から当直という最近ありがちなパターン。意外にヒマなこともあるけれど今夜は患者が多かった。

1例目の救急患者は非常に珍しいケースで曽於郡から日置郡へ搬送中の救急車から診察要請があった。まだ50才代の男性患者だったが1年前に交通事故の脳挫傷を起こしけいれん発作のため自宅のある日置郡へ向かうところだった。曽於郡の病院で点滴、けいれん止めの注射も受けていたが少し効き目が弱かったようだ。私が注射の指示を出しある程度軽減したところで再び向かって行った。病院に着いていきなりの患者だったが明け方までに11名、救急車は3台、入院は2名と忙し当直を象徴していたな。

この時期のせいか、熱中症と過換気症候群が多い。熱中症はしょうがないとして過換気はいつも患者とその家族に実はそんなに心配しなくてもいい病態なんだと説明する。一見、呼吸困難で苦しそうなので救急車を呼ぶことも多いけれど医療側からすればそのまま経過観察するしかない。パルスオキシメーターで99%から100%を示せば過換気で息が苦しくても心配ないのだ。メーターがもっと安くなり体温計のように家庭に普及すればこの病態で救急車を呼ぶようなこともなくなるだろうがねえ・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿