2015年7月9日木曜日

思い込み常識

ムッちゃんNsが声をひそめて「私、最近知ったんだけどー」とある告白した。実は車の運転席のオートパワーウインドウの使い方を知らなかったのだという。初めて使ったとき勝手に下に降りてしまうのにびっくりし「これは故障だ」と彼女は解釈した。他のウインドウは押せば動くし離せば止まる。でも運転席のはたまに手を離すと途中で止まることもあるし、こんなのでは動かすのは怖いと空気の室内入れ換えも他の三つの窓で済まし決して隣の窓は動かさなかった。
そんなおり、内視鏡室の佳及Nsの車のパワーウインドウが故障していて病院に修理の人がやって来ると聞き、「ちょうど良かった。私の車も故障しているからみてもらおうかしら」と彼女にその症状を話したのだ。「?」と首を傾げる佳及Ns。ムッちゃん常識が非常識だったと判明した瞬間だった。

みんなの常識を知らず勝手に思い込みしていることってきっとみんなもあるはず。カールに尋ねるとすぐに反応があったのが、ボウリングボールの握り方で、彼女は親指、中指、薬指ではなく親指、人差し指、中指で投げ、指摘されるまでそれが当たり前だと思っていた。バカじゃないのと言ってはいけない。

昔の日記ネタで数字の「七」をずっと「ひち」と発音するものだと思い込んでいた50才代医師がいたし、同じような間違いを文章のプロでさえしていた。それも読売新聞のコラムニスト(竹内政明)がだ。「2015/5/27編集手帳」に「あす。あさって。その翌日を生まれてこのかた、『ひあさって』と信じ、そう発音してきた。つい先日、ある人に間違いを指摘され、国語辞典を何種類も引っ張り出して愕然とした。どれにも「しあさって」とある。子ー孫ーひ孫からの連想もあって、てっきり〝ひ〟とばかり思い込んでいた。」と恥を忍んで書いていた。
またネット上である母親は「喉」のことを「のぞ」と発音しそれで周囲も文脈から理解してあげていたためそれが正解と信じて疑がわなかったそうだ。そうそう、この前通夜での松浩Drも院内の発表で「易感染性」を「えき感染性」って発音していたなあ。後で「い感染性」だよと指摘して上げようと思ったがついつい言いそびれて20年近く経っている。まあお笑いで済むことも多いが何かの際に恥をかかないようこういうのは教えて上げたほうがいいのかなー。

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