2015年6月5日金曜日

人生で一番驚いたエピソード〜服裂き魔Nsの場合〜

来後の昼休み、服裂き魔Nsと昔懐かしい話題で盛り上がった。彼女が「人生であんなに驚いたことはない」と述懐するほど印象に残っているエピソードだ。「ナースどっきりマル秘報告」というタイトルで私が2001年に日記ネタにもした。当時は「こてる先生のホームページ」を作る前で鹿大ボウリング同好会の日記欄への投稿だったので現在は読むことは出来ない。そこで私はMacBookProに保存している当時の日記を読ませることにした。読みつつ彼女は記憶が鮮明になりクライマックスの驚きがさらに強く印象づけられたようだ。
そんなわけで以下に再掲しよう。(一部改変)

「2001年11月26日 「ナースどっきりマル秘報告」

11月の28日に姶良郡医師会ボウリング大会があると前に書いた。今回は3チーム出る。そこで国分国際ボウルで事前練習をしようということになった。メンバーはいつもの難ガター検査技師に今回は肉之倉Dr、奥マラDrそれに2Fの服裂き魔Nsに貝ちえNs。仕事で遅れる難ガターさん以外は、私のオデッセイ号で行くことになった。夕方、まずはDr3人が駐車場に集合し、奥マラ君は携帯でNs二人に連絡していた。

ここが今日のポイントだったとはその時だれもまだ気付いていなかった。仕掛けた張本人の奥マラDrでさえも。

肉之倉君が2列目ではなく3列目シートに座ったのを横目で見た奥マラDr、何とも珍妙なアイデアが浮かんだのである。彼は携帯の相手である服裂き魔Nsに、こうウソをついたのだ。
「あのね、肉ちゃんは遅れるかもー。うん・・なんか一人で国分に行くってよ・・」
「えー、何でぇー」
「いや・・彼ねぇ、自転車こいで国分まで行きたいんだって」

ナース二人を国道バイパスで拾ったとき、当然ながら質問が来た。姶良から国分までと言えば車でも2、30分はかかる。それをこの寒い中、自転車で?
「うーん、そうなのよねぇ。なんか昨日マウンテンバイク買ったらしくってサー」
「えー、ホントですかぁー」
「ほんとよね。ほら、道路わきを見てたらー、追い越すかもよ~」
それからじっと目を凝らしながら話を続ける服裂き魔Ns貝ちえNsもビックリしたようだ。でもこちらはさほど口数は多くない。私は彼女らが車に入ったときからムービーを回している。あとで聞けば、なんで出発してからもビデオつけてるんだろうと気にはなっていたという。

そんなことお構いなしに奥マラDrはなぜか肉之倉ネタを語りかける。
「肉ちゃん、自転車一生懸命こいでいっぱい汗かくんだろうねえ」
「服裂き魔さん、肉ちゃんの汗は好きですか?」
「ええーっ。・・・好きじゃないです」
当たり前だ。そんなもん好きなヤツおらんでしょ。それに自転車で国分までボウリングしに行くヤツなんかいるはずがないじゃないか。しかしこれが巧妙な引っかけだった。
例えばこれがノモ珍Drだったら疑ったかもしれない。肉之倉なればこそ成り立つホラ話・・「うーんそうですねえ、肉之倉先生だったらするかもーー・・」(遅くなったら夜の12時でも5階のミーティングルームで筋トレとかやってるしー・・)

話は佳境に入り、服裂き魔Ns自ら肉之倉ネタを語りだした。
「以前先生の胸の筋肉をさわらせてって頼んだことがあったんですよ」
「ほう(よくあるシチェエーションだ。肉ちゃん絶頂の瞬間である)」
「そしたらピクッ、ピクッて動くのを見て、『気持ちわりぃ~』って言っちゃった」
(これもありがちなパターン。バーベキューの時のカールもそうで、がっくり肉ちゃん奈落の底に落ちる)
「先生に、それならはじめから見せろなんて言うな、って言われてぇ~。そのとおりと思って・・」

その時である。肉之倉が現れたのは。
3列目シートの床に10分以上も隠れていてこの時を待っていたのだ。自分への悪口、もしくはそれに近いことを彼女らがしゃべるその時をである。
「そのとおーり!」
「うわっ!きゃー!!なにー!!ハハッ。ウウッ、きゃー!!」彼女らの絶叫と私らの大笑いする声。
そりゃビックリしただろう。今ごろヒーコラ自転車こいでるはずの肉之倉が、渋い低音を響かせ、背後から現れたのだから。しばらくは喚声が鳴いて止(や)まざるに、私の握るハンドルもおぼつかなし。もう車中が歌と踊りとお喋りがいっぺんに来たかの様。

そして驚きのあとは悔しさがムクムクの服裂き魔Ns。
「くやしーい。信じられなーい。どっきりに引っかかった人の気持ちが分かるゥー」
こっちときたらこんな可笑しいことはないぜ。
「ヒッヒッヒ(こんなにうまく引っかかってくれて、こんなにおもろいとは)」

そのあとのボウリング練習も食事も盛り上がったことは言うまでもない。

あははー。うまく引っかかってくれたよなぁ。当時は私はデジカメを持っておらずムービービデオを持ってよくボウリングの様子を撮影していた。それでこの時の様子を撮り彼女らの驚く様子がちゃんと保存できていた。惜しむらくは車内が暗く驚くお顔がまったく判別できなかったことだ。今の明るいレンズを持つPowerShot G7Xならきれいに撮れたはずだがー。

ともかくも14年ぶりの面白エピソードで、彼女の夫であるホットウォーター君にも見せるべくプリントして彼女に渡して上げた。「こてる日記」がまた役にたったわー。

(さてさてここまで日記に書いたら、その時のビデオを探し出しアップしたくなった。暗い車中での撮影で画面は暗いですが雰囲気はよく分かるはず。(⌒о⌒))

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