2024年2月28日水曜日

大谷、ドジャースでのホームランを喜ばぬ人たち

朝5時に起きるはずだったが5時50分になっていた。でも急いで居間に行き、予約録画を最初から見始めた。大谷翔平のドジャースでのオープン戦初登場の試合放送がNHKBSであるからだ。メジャーリーグのオープン戦を生中継するなんてこれまで聞いたことがない。しかし、こと大谷翔平の新天地での初実戦とあればそれは見たくもなる。これまで肘の手術がどうの、移籍先がどうのなどばかりで肝心のプレーについては見ることが出来なかった。やはり野球選手は華麗なプレーで魅せてくれないと。

大谷の打順は2番だった。3番との噂もあったが2番で結構、後にフリーマンが控えているから相手チームもそうそう敬遠はしないだろうし、毎回1回の表か裏には確実に打席に立つので観戦もしやすい。相手ピッチャーはホワイトソックスのエース格でこれまで大谷はヒットを打ったことがない。いきなりフルスイングをしたが空振り、当てるもファール、そして追い込まれてなんと見逃しの三振だった。これを見たドジャースの永遠のライバル、サンフランシスコ・ジャイアンツのラジオ局スタッフらは「イエーイ!」と歓声を上げたそうだ。どこもかしこも大谷を応援しているわけじゃないな。

2打席目はノーアウトランナー1、3塁と絶好の場面。強く振り抜くも二ゴロ併殺打に倒れた。しかしその間に3塁ランナーが生還し打点1を稼いだ。そして3打席目、ピッチャーも代わり先発よりは力が劣るかなと思って見ていたら、ランナー1人おいて2ストライクの後強振し、最初「あ、レフトフライ・・」と思った。しかし、大谷の打球はレフト方向にも伸びることが多い。今度は「あれ、ホームラン?!」観客の動きをみていたら何とホームランになった。すごい!やるねぇ。ファンやマスコミが大注目する中、見事に応えてくれる。スーパースターだよ。いまじゃ芸能より大谷ニュースを扱うことが多いワイドショーも大喜びやったろうな。

ただ、ジャイアンツのラジオ局スタッフだけは「入らないね」「打ち取ったな」「ノー(入らない)」と反応。しかし、伸びていく打球を見て様子が一変し、「アー、オー」と動揺した声が上がると、スタンドインで崩れ落ちてしまった。頭を抱え、唸り声をあげるスタッフも。そこに一人の男性がドアを開け「オオタニのホームランだろ?」としたり顔で登場。イラつきを隠せないスタッフは放送禁止用語を言い放った直後、壁を指差し「なんでこの壁はブルーなんだ!!!」と怒りの声を上げた。一室の部屋が、ドジャースカラーになっていたことに八つ当たりしたんだそうだ(笑)。(三振とホームランのサンフランシスコ・ジャイアンツファンの反応→https://www.youtube.com/watch?v=0jbwiDH2k3E
今日は3打席で終了といわれていたのでこの後のゲーム進行についてはあまり注視しなかった。しかしこの時大谷の2ランでも得点は3ー4で負けていたのだ。エンゼルス時代に何度もいらついた「大谷は打った、なおエンゼルスは負けた」のまた「なおエ」状態で、この場合「なおド」かなと思っていたら、ドジャースはその後得点を入れ、結果9ー6で勝っていた。おお、さすが毎年ポストシーズンに進出するチームと万年レギュラーシーズンで終わるチームとの差だよ。たかがオープン戦の結果とはいえ、今年は楽しいメジャーリーグ観戦ライフが待っていそうと期待できるわぁ(⌒о⌒)。

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