2023年9月24日日曜日

アイルランド対南アフリカ戦、勝敗を分けたもの

明け方起きて、ラグビーワールドカップの予選リーグプールBの大一番アイルランド対南アフリカ戦を見た。国別ランキング1位のアイルランドと2位の南アフリカの対戦とあって、いやはや力の入った熱戦だった。現時点でラグビーの世界の最高峰レベルの試合だったと言えるだろう。

序盤に南アがペナルティで3点先取するも、その後互いになかなか点が動かない。そのうちアイルランドがわずかなチャンスをものにしトライと決め7ー3とリードした。どちらも相手がルーマニアだとアイルランド82ー8、南ア76ー0ととんでもない得点をあげるのに、強国同士はデフェンスが強いからそんなに点が入らない。前半はこの点差のまま終わった。

後半は南アが攻める攻める。そして早いうちにトライが決まった。8ー7と逆転。しかしここでコンバージョンのキック2点を決め損ねたのが響いたな。10ー7にしていたらアイルランドもトライは難しくせいぜいペナルティキックの3点を取るくらいで10ー10の同点になるくらいの力関係だった。後半終盤に南アはペナルティを確実に狙える場面が来たのにその時点で点差が8ー13だったからねえ、スクラムやラインアウトを選択せざる得なかった。10ー13だったらペナルティゴールで13ー13となって引き分け、そして得失点差で予選も1位通過できたかもしれない。キックの精度が試合結果を分けたのかも。

それにしても前回大会よりアイルランドは確実に強い。あの時日本はよう勝った。前々回の南ア戦も日本が勝ったのは本当に奇跡的だというのがよく分かる。今大会のこの2チームには日本は勝てそうもない。南アはあの試合がきっかけでその後は決して相手をなめてかからないような姿勢で対戦するようになったそうだ。そのおかげもあってか前回大会は優勝出来た(?)のかも。アイルランドも今大会そうかもしれない。ただ南アも負けたとはいえ十分に優勝する力がある。やはりフランス、アイルランド、南アが今大会3強か。

ただ組み合わせでプールB1位になるだろうアイルランドがプールAのおそらくは2位になるニュージーランドと対戦、南アはフランスと対戦となりそうだ。ニュージーランドはいうまでもない世界1のラグビー大国、予選リーグでフランスに負けたとはいえ侮れない。南ア対フランス戦は優勝の行方を占う一大決戦になるだろう。ベスト8での激突10月15日と16日が大注目だ。

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