2023年7月30日日曜日

乞〇が大金持ちになれるゲームって

今日は夕方から病院に行って当直業務が当たっていた。17時半からである。17時に家を出れば病院には十分間に合う。それで、16時20分過ぎから天鳳を打ってみた。だいたい平均40分以内には一半荘が終わるのでちょうどいい頃合いと思ったのだ。

ところがー。

これがなかなか終わらないんだ。まあ、私が南場の親で連荘を続けていたせいもある。で、もう17時になろうとしていて私はあせった。まだ南2局、あと10分はかかりそう。このままでは遅刻しちゃう。ほんとにあせった。それで親のリーチに危険牌と分かっているけどちょっと突っ張った。普段なら決して打たないであろう牌だ。結果は一発ピンフドラ1で親マンの失点。これでチマチマ稼いだ点数が吹っ飛び、ラス目に落ちた。しかも親の連荘でゲームはまだ続く。ひえーっ。

結局、そこでゲームを放棄した。ツモ切りボタンを押し、後は上がることもないからそのままラスで終わるはず。無念だが仕方がない。やっぱりネット麻雀は時間に余裕のある時に打つべきだった。それをしなかった罰だったのだ。むむむ。

病院に着いて結果を確認するとやはりラスだった。現在七段の基本点より上にはいるがラスを引けばいずれ降段の危険も出てくる。で、夜22時過ぎ、外来や救急もまったく来ない雰囲気の中、夕方の悔しさを晴らすべくまた天鳳を打ってみた。当直の夜はまず打たないのだが、やはり悔しさやわだかまりがあったのだろう。

東場の終わり、聴牌出来ずに聴牌料1500点を払ったところで私の点数はというと・・げげげの100点。これは持ち点としては最低の点数でドボン寸前、1000点ないのでリーチも掛けられない。誰かがツモ!と言えば支払う点数が足りずドボンで半荘終了だ。変な負け方の後に熱くなってずるずる負けるという最悪パターンに陥ったようだ。でも「諦めたらそこがゲーム終了ですよ」という至言もある。私は出来るだけのことをしてダメなら仕方がないという態度だった。

また、後から指摘を受けたのだが、対面の十段の「鳳南のぶたさん」という雀士は、超有名雀士天鳳位「ふとくないお」で同じく「藤井聡太(ふじいそうふと)」の名で二度目の天鳳位を取り、さらに今年プロ入りして、ついこの間のMリーグの赤坂ドリブンズにドラフト指名され今秋から参加する渡辺太プロその人だった。天鳳位を二度取ったのは初代のASAPIN(朝倉康心)ほか3人しかいない激レアな強者だ。

東4局1本場で私はダンビリの100点、トップ目は59100点、鳳南のぶたさんは3位で17000点で、3位から満貫8000点を直撃しても逆転出来ない絶望的な点差だった。それがだよ。結果からいうと私はここから大逆転をしてオーラス南4局になった時点で持ち点55100点、トップだった人は36500点、鳳南のぶたさんに至っては800点と逆にドボン寸前の位置に入れ替わっていたのだ。いったい何が起きた?

最初はささいな手。東ドラ一という2000点を上がってとりあえずリーチを掛けられる点数を手に入れた。そして南2局の親番を迎えてここで大きく稼ぐ必要があった。しかしもらった配牌はパッとしない。でもどうにか上がりかこつけなくては・・7巡目、鳳南のぶたさんから出た5万をポンした。この瞬間をたつやましたDrは観戦で見ていたらしい。そして後でLINEでこう送って来た。「予想外の鳴き三色は素晴らしいです。あの鳴きはできないです。鳴いた瞬間これは上がれないと思った、その予想を覆えす展開で、あれが起死回生の一手になったなと振り返りました。麻雀に流れとかないとは思うけど、キーの上がりになった気がします」ふむふむ、確かに打っている相手も見ている観戦者も予想外だったろう。でも私にはある程度勝算があった。今は役がないが7万か8万を持って来れば789の三色役が確定ししかも意外に上がりやすい場になっていると。で、その通りになり親の2900点をが上がることが出来た。↓がそのポン!の瞬間。たつやました六段には無謀に映ったそう。
↓首尾良く8万を持って来て、ペン7万待ちになった。
↓上家はわざわざ聴牌し直して7万を切ってきた。
強い人だけにまさか789の三色に当たるとは思わなかっただろう。

その後も親のやや苦しい2900点を上がり、調子に乗ったのが次局。きれいなピンフ手を聴牌し即リーチ。これにすでに聴牌していた鳳南のぶたさんが突っ張って一発で3ピンを切り親マン放銃となった。ぶたさんは3位だしここで親に上がられるのを黙って見ているわけにいかない。しかも待ち牌が親現物の2万だし、確かに突っ張る意味は分かる。↓。

しかし結果は私の大きな上がりとなった。これがたつやましたDrのいう「麻雀の流れ」なのかもしれない。そしてその「流れ」はおおきな「うねり」となって「大波」になった。私ですら手を作っていてまさか役満になるとは思ってもいなかった。点差があったし2位で十分、断ヤオドラ1の普通の手を上がれればいいと思って打っていたのに、自然と手がツモり四暗刻になった。そしてぶたさんと上家が鳴きを入れて本来はツモれるはずのなかった2万が私の手に来た。ジャーン!効果音とともに四暗刻32000点の上がりだ。(牌譜→https://tenhou.net/3/?log=2023073022gm-00a9-0000-38c62aee&tw=1&ts=14
これでトップになった。いやはや、麻雀人生で100点から5万点以上のトップを取ったなんてこんな大逆転初めてだ。まさに乞食寸前から高額所得者に登り詰めた人生のよう。そして有名な渡辺太プロはラスになった。普通の人生ではまずあり得ないことだが、麻雀ではたまにある。う〜〜ん、だから麻雀は止められましぇーん。

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