2021年8月11日水曜日

横浜が劇的サヨナラの要因は

昨日、内視鏡検査も「あきらめたらそこで試合終了」なんて格好いいことを書いたが、その舌の根も乾かぬうちに「あきらめ」症例が生じた。ERCPはこのところ4連勝か5連勝と検査完遂出来ていたんだけどな。夕方近くから始めたからもう時間もなかった。検査中に私から外科にPTGBD(減黄術の一種)の依頼をし、結局それで減黄、感染胆汁の排液が出来て一息ついた。今日これが出来なければ患者さんの命に関わる状況だったので検査法にこだわっている余裕なんてなかった。「試合だけが全てじゃないんだ」という格言もあったかな・・?

夏の甲子園だが、カールが「広島新庄対横浜の試合で9回裏で0ー2で横浜負けていて2アウトになったから『ああ、横浜負けだな。春優勝の東海大相模がコロナで試合棄権したからラッキーで甲子園出られただけだからなー』と思ってチャンネルを変えた」そうだ。「で、チャンネルまた戻してみたらなんとサヨナラホームランの瞬間だったの」と驚いていた。2アウト1塁3塁の場面でバッターは1年生の緒方漣。強豪横浜で1年生でレギュラーとは相当なものだがまさかこの場面でホームランとは。カールに言わせると「それまでの試合の流れで横浜が逆転出来そうな雰囲気はなかった」らしい。




そこで私もビデオをざっと見てみた。9回表に広島新庄はヒットを連ね待望の追加点1点を入れ2ー0にした。しかもノーアウト2、3塁バッターは4番という絶好機が続いていた。しかしここから凡打し結局1点止まりに終わった。TVの解説者も言っていたが「ここはスクイズもありますよ」と言っていたように、攻撃の方法を単に攻め一辺倒でなく確実に3点目を取る作戦もする、あるいは見せるだけでも相手横浜にとっては嫌らしかったんじゃないか。4番打者は主力とはいっても9回まで全く打てずにいた。4番打者の覚醒を促すより試合の結果を優先すべきだったのでは。この試合を見ていた元智弁和歌山監督の高嶋仁さんも「あそこはスクイズで1点をもぎ取っていたら広島新庄は勝っていた」と解説していた。その1点のダメージは横浜に相当効くはずと。高嶋監督自身、第84回の対東邦戦で9回表3ー1リードの場面でどうしてダメ押しの1点が欲しくてスクイズで取り、相手阪口慶三監督に「あれはねえだろ」と嘆かせたそうだ。実はそれくらい相手にチャンスを与えないシビアな勝ち方だったということ。高嶋さんは「(スクイズは)失敗してもいいんです。1点の大切さを選手の胸に刻み込むことができます」と言っている。

甲子園は怖い。1点に抑えた横浜が劇的な勝ち方をした背景には広島新庄のささいなほころびがあった。しかし歴戦の元監督高嶋さんは「だけどこの敗戦がまた広島新庄を強くしてくれるはずです。甲子園はそういうところです」結んでいた。やっぱり甲子園はいいネ!

0 件のコメント:

コメントを投稿