2021年8月8日日曜日

1年以上ぶりに母と会う

大雨の最中、私とカールは南薩の老人施設へと向かっていた。あこネーサ母との面会の約束があったからだ。コロナ禍のせいで1年以上も会っていなかった。比較的元気でいたはずだが90歳を越えたお年寄りによくある大腿頚部の骨折を起こしてしまい、枕崎の病院で手術を受けた。それがきっかけで食欲不振になり心配したが、以前いた老人施設「銀生」にまた入ることが出来て少しずつ回復しているということだった。弟嫁のチエコンさんによると、「銀生」では窓越しの面会なら予約すれば会うことが出来るそうでならばと出かけたわけだ。

しかし、高速を降りて錫山峠を通るころは雨と風が強く、カールが「今回はよそうか」と心配するほどだった。行けたとしても「窓越し」の面会が出来るとは思えないとも。うーん、しかし約束しているし、ともかくも行ってみよう。

「銀生」に着いても雨はいっこうに降りやまなかった。施設の係員と会えたが「窓からの面会は・・」とさすがに無理とのことだった。しかしカールが「この玄関のガラス越しには出来ませんか」と頼むと「そうですね、少し待って下さい」となり、結局出来ることになった。まあ頼んでみるものである。

車椅子であこネーサ母は連れてこられた。実は認知が進み私たちが誰かは全く分かっていない。少し遠くに見ても体が小さくなっているのが分かる。
玄関ロビーに来て私やカールと窓越し会話をするのだがやはりかみ合わない。でも私たちに話を合わそうとする気持ちはあるようで「ええ、塩屋の誰々さんけぇ」といった声が聞こえてくる。私が「こてるだよー」と言い、係の人が復唱して伝えてくれるけどピンとこない。↓はカールが話しかけているところ。
コロナの前までは私が「こてるだよ」と言えばそれが息子の名前だとは記憶があるようで「へー、うちにもこてるはいるよー」と答えてくれ笑い話にもなったものだが・・。
でも行って良かった。私たちが何者かは分からなくても母は「知り合いのきっといい人たちなんだ」とは分かってくれた。別れ際には手も振ってくれてね。はあ・・。

この後チエコン&ヒラーキのところによってしばし歓談し、台風が来ないうちに早く帰ろうとしたら、あらら、まったく落ち着いて、風さえほとんどないような天気になっていた。

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