2020年1月4日土曜日

「ナイン~9回の時間旅行~」

外来と病棟、そして翌朝までの日当直と今年の初仕事だった。

外来はいつもよりやや少なく、日直も怪我やインフルエンザの患者とそれほど忙しくはなかった。しかし夜間は圧迫骨折や重度の嘔吐脱水のほか肺水腫など高齢重症患者が多く眠れなかった。そんな中、当直室のベッドでiPhoneにダウンロードした韓ドラを見る時間があった。以前は画面が小さいのでノートパソコンより見にくいだろうと思ってやっていなかったのだが、持ちやすいし画質もいいので意外に見やすかった。

見ていたのは私の韓ドラ100作目となるものでタイムスリップものの「ナイン~9回の時間旅行~(tvN・2013)」。実は途中まで見ている作品は他にいくつかあったがサスペンス、バイオレンスもので新年から見続けるには少し気が重かった。で、やや軽めのものをとこれを選んだ。ヒマラヤで亡くなった兄が残した遺品に不思議な線香があり、それに火を着けると燃えている30分間だけきっちり20年前に戻るという内容のドラマである。主演は30代半ばのイ・ジヌクでなかなか渋みのある良い演技をしている。
内容も考えさせられるもので、もし自分が同じ立ち場にあったらどうするだろうかと思った。わずか30分でもその時の選択次第で後の人生が大きく変わる場合がある。ドラマでは亡くなった兄は生き返るが、主人公は恋人が血のつながらない姪になり苦しむことになる。自分には両方の記憶が残るが周囲はそうではない。ところがこのドラマでは相手の姪が徐々に昔恋人だった記憶が戻ってくるというドラマとしてはややルール違反の経過をたどる。線香が残り少ない中で主人公は奮闘し・・。

面白さと考えさせる内容で久々に10点中9点を付けた。しばらくタイムスリップものを見てみよう。韓ドラでは一時期この手のドラマが大流行りした。次は同じソン・ジェジョン脚本家の作品「イニョン王妃の男(tvN・2012)」にするつもり。朝鮮時代の男が現代と昔を行き来する話らしい。まだまだ韓ドラマイブームは続いている。

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