2020年1月21日火曜日

私の取った怪しい行動

早帰りで帰宅後、仮眠を取って、夜は中央駅近くのテナントビルでの講演会に行った。タクシーチケットをもらっていたこともあって専門外ではあるが心不全の講演を聴いた。心不全患者のクリニックと専門病院との連携の話題が中心で、意外に聴講者が多かったのは医師以外のメディカルスタッフの参加もOKだったからのようだ。私も最近は心不全の患者を受け持つことが多く、それもわざわざ出向いた理由だ。

会が終わっての懇親会にはすでに食事済みだったがせっかくなんで参加した。そこで循環器内科のターボDrとも久しぶりに会えたのはよかった。先生は青雲会病院に半年勤務の経験もあり、15年以上にわたって週1回の循環器外来にも来てくれていた。若干やつれた印象もあったがまだまだ自分のクリニックで診療を続けている。「(故郷の)別府には帰ることもあるんですか?」と聞くと「ええ、今でも2ヶ月に1回は帰ってます」とのこと。さすがに車での帰省はしなくなって新幹線と特急で4、5時間かけて帰るそうだ。大分は鹿児島からまだまだ遠いな。先生は以前、かしましい病院に長く勤務されていて「かしましい病院が潰れそうなのが心配です。循環器内科は頑張っているんですがねえ」とも言っていた。詳しいことは知らないが鹿児島市内の病院はいろいろ大変らしい。

懇親会では青雲会病院の担当MRの杉の実さんが付いて飲み物など取って来てくれた。食べ物もいかがと言われたがほんの少しつまむ程度しか食べられなかった。そろそろ帰ろうとエレベーターに向かうと彼女も付いて来て挨拶をしようとする。この手の会ではどこの担当MRもそうするからしつけられているんだろうねえ。ただ今回はそっとして欲しい気持ちであった。というのもこの後私は怪しい行動をしたからである。その講演会場は2階にあり、帰るとすれば当然1階に向かわねばならない。しかし私が推した行き先は3階だった。3階に着くとすぐに下に降りた。1階を押したのだがエレベーターは2階に停まってしまいまだそこにいた杉の実MRらに怪訝な表情をさせてしまった。

私はエレベーターが3階に着く時、じっと耳を澄ませていた。最近では「さんかいです」というタイプも出てきているらしい。だがここでも「さんがいです」と正しく発声していた。それを確かめたかっただけなのだ。ハハハ。昨日までのエレベーター音声問題の余波はまだ続いていた。

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