2020年1月30日木曜日

またまた「植物に学ぶ生存戦略3 話す人・山田孝之」

NHKEテレでまたまた「植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之」をやってくれた。今回で3回目の教養爆笑番組だ。22時50分になると、カールが「テル君やってるよー」と教えてくれ、おおそうだったとTVの前に鎮座した。主役はもちろん山田孝之、受け手は林田理沙アナだ。

取り上げられた植物は「ネナシカズラ」「カラスウリ」「キャベツ」でそれぞれにゲストが出演していた。ネナシカズラにはヒモ男の駒崎さん、カラスウリにはなんとジュディオング、そしてキャベツには鼻息荒い変態おじさん、もう何なんだである。そもそも山田孝之のひげ面が第2回よりいっそう濃くなって、林田アナを見つめる時間も長くなり、何も言わなくても画面にシュールな雰囲気が充満していた。↓じっと見つめる先に林田アナ。

ネナシカズラは植物に寄生し、しまいにはその植物を枯らし、また別の植物に寄生する。最初から自分で光合成して生きていく気がさらさらない。それが「ただのヒモではないくずのヒモ」と同じだという解説だった。↓堂々とくず発言をする駒崎さん。

カラスウリにはジュディオングが登場し、例の白い衣装で「魅せられて」を歌ったのはカラスウリの花の開く様が似ているということに尽きる。だがイラストか写真で済むのをわざわざ御本人を呼ぶ、さすがNHKだ。↓まあその比較は分からないこともない。
しかし歌唱中に出てきた↓この二人の見つめ合う構図はいったい・・・

さらに山田は畳みかける。「カラスウリのようにインパクトの強い白をパクった例は多い」とエルビス・プレスリー、にしきのあきらを出したまでは良かったが、たまの白シャツ、そしてスケキヨの白マスクを最後に持って来たのには吹き出した。

最後はキャベツということだが、いきなり変なオジサンが出てきてスーハースーハーと林田アナに迫った。およそTVの画面に出て来られるような風体ではなくこれは放送事故かと思いきや、山田がこれを撃退する。そして「自分を食べる幼虫を撃退するためにキャベツは独特の匂いを発して天敵の虫を呼び寄せる」能力があると解説する。たったそれを言うためにこの変態オジサンかい?!(↓)

さらに「なぜキャベツは元はそうでなかったのにこんなに葉っぱを重ねるという進化を遂げたのか」と問う。それは人間に食べられることでたくさん植え付けられるようにしたのだと解説し、タレントの小倉優子がデビュー当時は「こりん星生まれのりんごももか姫」と常軌を逸した生い立ち突然言いだし人気を得ていたが今はそんなことは言わなくなったなぜか?それは世間が飽きて来たからだと。つまり周りの人に合わせるというのも立派な生き方だと強調していた。

これに林田アナが「でも生き残るために自分らしさを捨てるというのは少し可哀想な気がする」と述べると、山田は「そうでしょうか」とやんわり否定し下のパネルを出した。「これは自分を探しにインドに行った若者です」と山田。
そして「こんなのは無駄です」「そもそもインドに自分なんかいません!」と断じるのだ。そうだそうだ。思わず相づちを打ったよ。「私たちは大人に『自分らしく生きなさい』『自分のやりたいことを見つけなさい』そう教わってきました。あれは呪いの言葉です」よく言ったぞ、山田。「自分のやりたいことをやって生きるのが人生の正解ではないのです。・・他人の求めるものに姿を変えながら生きていくのも一つの人生なのです」うーん、若者にしかと聞かせてやりたいわ。ほとんどの人が自分の生きたいようには生きていけない。ならば・・そうキャベツのように人に合わせる生き方を選んでも問題ないどころか多くの人の参考になる生き方と言っていいだろう。

なかなかの箴言(しんげん)を言い放った後で、山田は小倉優子のデビュー曲の詞の一部を紹介し林田アナをじっと見つめるのであった(恋の祈りを叶える?)。
そして数秒間、山田のどアップ。吹き出さずにはいられない。

どう見ても林田アナを口説いているようにしか見えない。しかし、これをじっと受けて林田アナは「山田さんありがとうございました」とサラリとかわし手を振って番組の終わりを告げるのであった。いや〜、笑ったわ〜。

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