2019年10月7日月曜日

「W-君と僕の世界-」に引き込まれる

すっかり韓ドラづいた私は、現在「太陽の末裔(2016)」「甘い生活(2008)」を見ながらも一旦休止し、イ・ジョンソクとハン・ヒョジュ主演の「W-君と僕の世界-(2016)」を見始めた。これが前2作よりはるかに面白い。全24話(実質は16話)のうち一気に6話まで見た。ここ10年ほど韓ドラで目立つファンタジードラマで、何と漫画の世界にまぎれ込んだハン・ヒョジュがその主人公のイ・ジョンソクと恋愛関係になるという設定である。ファンタジーにすればウケるととはいえ、当初そこまでやるかと私は手を出していなかった。

しかし、「春のワルツ(2006)」「一枝梅(2008)」「華麗なる遺産(2009)」で見たハン・ヒョジュ(「トンイ(2010)」の主人公でもある)がお気に入り女優で、イ・ジョンソクも「シークレット・ガーデン(2010)」「君の声が聞こえる(2013)」で見たことがあり、若手の中ではキム・スヒョンと並んで実力派の信用おける俳優なので見てみようと思った。すると、ハン・ヒョジュが漫画の世界に引き込まれても違和感なく見続けられ、単なるファンタジーラブコメではなくサスペンス、ミステリー、時にはホラーの要素もあり、私の方が引き込まれてしまった。

また、漫画の世界から抜け出したくて、「つづく」というシーンを自ら演出、演技すれば戻れると気付いたハン・ヒョジュが、イ・ジョンソクにいきなりビンタを食らわすシーンは笑えた。それでもダメならと続けていきなりキス。イ・ジョンソクも周囲もあっけにとられる。それでようやく現実世界に戻れるが、キスしたことで漫画の主人公への思いが募るようになる。ついでに言うとこのシーンのハン・ヒョジュのロングヘアはいいネ。https://www.youtube.com/watch?v=VU3jnenKN3I

このドラマ、ハン・ヒョジュ本人もインタビューで「とにかくキスシーンが多くて」と語っていたが、物語中盤で拘置所に入れられたハン・ヒョジュとイ・ジョンソクとのキスシーンは手錠キスと呼ばれ話題にもなった。またイ・ジョンソクはこの年のMBCドラマ演技大賞をこの作品で取り、ますますトップ俳優の地位を固めた。(ハン・ヒョジュが手錠をしたまま首に手を回しキスする)

それと、劇中思わずニヤリとしたのが、イ・ジョンソクの第5話/全24話でのセリフだ。出張で「釜山に寄りそれからニューヨークに行く」と言うとハン・ヒョジュが心配そうに「気をつけて」と言う。その時に怪訝な表情で「オレが死ぬとか?列車の脱線や飛行機テロ?」と答える。
あはは、飛行機テロは分かるよね。でも列車の脱線ってこれは同時期に興行されその年最大のヒット(観客動員何と1156万人)となったコン・ユ主演の映画「新感染 ファイナル・エクスプレス(原題は『釜山行き』)」のネタそのものもだ。調べるとこの二つの作品、開始日が2016年7月20日と全く同じ日だった。そこにくすぐりを入れてきている。分かる人には分かるってネタ。「新感染」は広島に行ったおおばばMRが最後に「先生、面白いからぜひ見て下さい」と言われるもまだ見てはいない。近いうちに見なくちゃナ。

いやはや、7月のコン・ユ主演「トッケビ」から始まった韓ドラ熱、鎮まるどころかあちこち飛び火してしまいそうだわい。

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