2019年10月13日日曜日

打ちながら見る

おそらくは日本人の半数以上は見たよね、ラグビーワールドカップの日本対スコットランド戦。勝てばもちろん予選リーグ突破し自動的にベスト8に入るし、引き分けでもOKで例え負けても進出も可能性あると散々言われていた。こういった対戦予想が出来ること自体、日本の実力が上がって来たんだなと実感する。

そもそもこれまではワールドカップで相手国に勝つということ自体が大変なことだった。それくらいラグビーって力の差がはっきり出やすいスポーツで、例えば6対4の力量差だとしたら「4」の方はサッカーなら何回に1回は勝てる。野球もそう。しかしラグビーでは40対6くらいのスコアになって「6」には全く歯が立たない。今大会もスコットランドはアイルランドに3対27で敗れたのにサモアには34対0でロシアには61対0で勝っている。少しでも差があれば圧勝するスポーツなんだ。そうそう、スコットランドに圧勝したアイルランドですら対ニュージーランドだと1905年に初対戦後31回試合して勝利はたった2勝でそれもここ数年前に初めて勝ったというくらいの差だったのだ。驚くよね。

そんな大一番を迎えるとあってTVの前に正座して観戦したのかというと、それがそれがトンデモナイ。私たちは昼過ぎから見せたまえ部屋での麻雀に興じていたのだ。いや、TVは付けっぱなしでまずはソフトバンク対西武のCS第4戦、次いで巨人対阪神の第4戦を見ていた。私とサブアラドDrがソフトバンクファン、見せたまえ、腹出しDrが巨人ファンでまあどちらも推しチームが日本シリーズ進出決定で満足な結果だった。それで夜のワールドカップだったわけだが、これがもう気が散ること。ワーッ!という歓声とアナウンサーの絶叫にしばしばプレイが中断し、私なんぞTV見ながらリーチに対し完全安全牌を切らずにさっき通った普通安牌を切ったら、脇の見せたまえからのダマ5200に放銃するなど散々だった。

それでも日本は前半14点差付けて、後半開始早々に1トライ追加し計4トライのボーナスポイントが入って「これはもう勝った」と麻雀に集中していた。ところがさすがは伝統国のスコットランド、2トライを上げ7点差まで追いついて来たじゃない。また気が散って来たよ。それは私だけじゃなくて防戦一方になった残り15分はみんなの意見で麻雀を中断した。みんなもいっしょだったと思うがこの十数分の長く感じたこと!負けても7点差までなら進出出来るので取られるのが2トライまでならいいのだがそんな余裕はなかった。ちょっとでも隙を見せればやられる感じがラグビーにはある。緊張感が10分以上続くって疲れるわー。しかし残り1分になってさすがに勝利を確信し日本のキックで勝った時はみんな拍手拍手。見せたまえは立ち上がって喜んでいた。いやー、良かった良かった。

麻雀は前半はずっとトップを走っていたのに中盤の集中力切れもあってどうにか勝ち分はあった。それよりこのところ調子が悪い腹出しがこのままでは済まないと日付が変わってももう半荘2回を主張したもののやはり挽回出来ず、今日は一人負けでしかも3連敗を喫してしまった。麻雀強者を自認する彼にしたらなかなか納得出来なかったのかも。まあそれでも今年のトータルでは十分に勝っているし、たまにはこんなこともあっていいじゃない。

今日はソフトバンクも勝ったし日本も勝ったし私も勝った。満足じゃ。

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