2019年10月17日木曜日

格安スマホにする理由、しない理由

私やカール、チッチの3人はいわゆる格安スマホの楽天モバイルに加入して2年半が経った。それで年間のスマホ代がいくらかかっているのか少し気になり調べてみた。すると私が容量5Gの契約で年18550円、チッチが3Gで29077円、カールも3Gで33615円。3人合計で81242円だった。私の方が基本契約料が少し高いのにそうでない2人より少なく済んでいるのは一つは楽天カードをよく利用していてポイント加算で時にはその月の支払いがゼロなんてこともあるからだ。カールはポイントが少なく一番高くなっている。

毎月の支払いに直すと私が1545円、チッチが2423円、カールが2801円と安い。一般に大手3社(キャリア)の月の支払いは最低7、8千円はあるのじゃないだろうか。相当な差額にみえるが、キャリアの料金にはスマホ機種代も2年24分割して含まれている。例えば一般的なiPhoneだと8万から10万くらいする。私たちは2年半前に別途購入していたのでその料金が加わる。一番安いiPhoneSE(5〜6万)にしているので最初の2年間で比較すれば約2500円くらいの支払いをプラスしなくてはいけない。すると月の支払いは私が4045円、チッチが4923円、カールが6301円になる。それでも対キャリアより月に3〜5千円は安い。2年を過ぎているのでその差はもっと大きくなっている。携帯、通信代に多くの人は余計に払い過ぎじゃないでしょーかと言いたいわけだ。

ただそんな格安モバイル(MVNO=仮想移動体通信事業者)にも弱点はある。まず大手の通信設備を借りているため、契約者のユーザー数に合わせて借りる量を抑え、1人あたりの通信回線利用量をコントロールすることで低廉なサービスを提供している事情から急な通信量の増大には弱い。MVNOは日中や都市部などで「通信が遅い」と言われるのはそのためだ。私も4G回線利用時にそれを感じる時がある。さらに問題はこの前の台風19号のような災害時の時で、大手キャリアは被災地域の契約者に対しデータ通信に関する制限をなくし「安心してスマホに頼れる」態勢を作るようになっている。だが、MVNOにはそれがない、もしくは対策が遅れる場合が多い。これはもしやの際に命に関わることもあり気になるところだ。

またMVNOは純粋な電話かけ放題には対応していない。楽天で言えば10分間のみかけ放題サービスはある。電話で商売相手などと長話する必要のある人は向かないかも。ただ、最近はLINE通話などネット回線での通話も可能でLINE交換している者同士なら実質ほぼ無制限に会話は出来る。近い者同士の電話がメインならこの点はあまり気にしなくてもいいだろう。

つい最近、スマホを使い倒しているチッチがiPhoneSEに限界を感じ、最新型iPhone11へ新調した。頼まれ支払ったのは私である。9万近い出費になったがキャリアで同機種を使うのに比べ1年と10ヶ月で元を取れる計算だ。これまで2年半、安い機種でしかも格安通信代で十分に元を取っている。iPhone11は最新版だからチッチには3年くらいは使ってもらわねばナ。スマホは便利だが通信代として考えるとずいぶんお金を掛けすぎていると思うゆえ、私たち家族は結局格安スマホを使っているワケなのだ。

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