2019年2月27日水曜日

心窩部痛≠胃痛

今夜は2月最後の当直だった。先週ほどは忙しくなかったが・・午前3時半ごろ頭痛の40才代独身女性が救急車で来て睡眠が分断された。CTでくも膜下出血がないのを確認できると付き添いの母親はホッとしていた。午前5時頃、病室を訪問すると母親がベッド脇にまだ付き添っていて、すごいもんだなあと思った。端(はた)からみれば立派な大人の女性だけど母親にとってはいつまでも子ども、なんだ。

で、当直室でシャワー浴びてばたっとベッドに眠りこけていたら、午前8時前に当直のオイドリッチNsから連絡があった。心窩部痛の70才代男性が来ているという。診察のほか採血、画像診断が必要になりそうだが、「心電図もとっておいて」と頼んだ。というのも、つい2日前のこと、外来担当のピッピDrが心窩部痛の高齢女性に胃カメラの依頼をしてきて私が検査し「胃炎はあるが特に治療するほどでない」と返事書いたところ、しばらくして「先生、実は心筋梗塞でしたよ」という怖いケースがあったからだ。心筋梗塞の痛みは胃の痛みと似ていることがある。横隔膜一枚で隔てられているがすぐ近くにありその痛みは紛らわしいのだ。採血データに違和感を感じたピッピDrが心電図を指示したら立派な心筋梗塞で循環器専門病院に転送依頼となった。

で、ボサボサ頭で救急外来に降りて腹部CTを指示したら一目、胆嚢結石の嵌頓発作と分かった。しばらくして採血データでさらに確証でき手術が必要と、外科のキブンDrに後をお願いした。心筋梗塞ではなかったが、心窩部痛=胃痛ではないってことを改めて証明したな。

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