2018年5月17日木曜日

ヒデキの死

午前の仕事を終えて3階の医局へと階段を上り終わったころ、外来副師長のずっしりNsが通りすがり、「先生、西城秀樹が亡くなったってー」と教えてくれた。一瞬「へー」と思ったが、脳梗塞を煩っていると聞いていたから「早すぎるけど(そういうことも)あるかな」と思った。まだ63才だった。私より4学年違うだけ。人生85年の日本人の中では確かに亡くなるには早い。青雲会病院の宴会の最後は秀樹の「ヤングマン」で歌って踊ってで締めるのが恒例だ。今後、その時はちょっぴりほろ苦さを感じるな。

でも聞いて、真っ先に思ったのが、以前青雲会病院にいたノロNsのことだった。秀樹の大ファンで有名で確か鹿児島県のファンクラブの副会長をしていて秀樹とも面と向かって話したこともあると語っていた。彼が結婚するぞという時は祝福するでなく「(婚約者が)憎たらしい・・」とつぶやいて、少しぞっとしたものだ。現在は七五調病院勤務なのでどうだったか気になる。信号Drにも「ノロはどうだったかな」と話しかけられ私と同じことを思っていたようだ。

彼がこんな早い死を迎えたのにはワケがあるだろう。まず、かなりのヘビースモーカーだったらしい。おまけに糖尿病もあったとか。ならば脳梗塞や心筋梗塞を起こしても不思議はない。一言で言って血管ボロボロ病だから。同じ新御三家の郷ひろみなんかはナルシストで健康にはすごく気を遣い体も鍛えていた。タバコなんか吸ってはいないはずだ。若い頃からの習慣が20年、30年経つと大きく差が出る。マスコミも敢えてそこを突いて将来ある若者に教えて欲しいものだ。格好良かったヒデキの死を無駄にしないためにも。

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