2016年5月20日金曜日

奇跡の役満!出現

この前サブアラドDrと電話で麻雀の話しをした。彼が遭遇した天鳳でのびっくり場面の話題だった。それは開局早々の東1局、彼は南家。対面の北家(ポギー四段)が5巡目に早くもリーチ!捨牌は↓だった。
南一索九筒一萬(リーチ)
途中7ピンを西家にポンされたので並べられたのはすべて么九(やおちゅう)牌だ。はて、なんの変哲もない捨牌で手の内はピンフ、断ヤオ系か。待ち牌は全く絞れない。親やサブアラド六段はひとまず現物を切って様子見だが2回鳴いて手詰まりの西家は8ピンを切ってきた。リーチ1発目のポギー四段は9ピンでこれは当然ツモ切り。そして少考後、親は配牌から暗刻だった北を切ってきた。聴牌にはまだ遠いしほぼ安全牌の北の暗刻落としは肯ける選択だ。だがしかしー。これがドスン!ロン牌だったのだ。開けられた手を見てサブアラド六段は驚愕した。その前に「ジャーン!」の効果音が流れたので役満だとは気付いていたのだが・・。
一萬九萬一索九索一筒九筒東南西白白發中ロン北
何と、国士無双!配牌で9種13牌という么九牌だらけの手に9ピンをツモって混老頭七対子の二向聴になったが対子の南を切り国士を狙った。西、発、九萬とツモってあっという間に聴牌、そこでリーチとしたのが功を奏した。ダマ聴だったら上がり牌の北は王牌に眠っていて一生出てこなかった。

「それにしてもさー。断ヤオ牌なしの么九牌だらけリーチで誰が国士って思うかネ。自分も北があったら絶対に切っていたよ」とサブアラド六段。結局親がドボンでたった1局でゲーム終了。彼は原点同点ながら席順で2位となりポイントをもらった。けっ!いいもんだ。

でも実はそんな役満よりももっとすごいのが5月13日に出現していた。10年近い天鳳の歴史でも初めて見る役満だ。何と四槓子四暗刻単騎!!ただでさえ一生に一度も見ることはほとんどないと言われる幻の役満四槓子(天鳳では月に一度出るか出ないかの頻度)に四暗刻単騎のダブル役満が付くとは。奇跡を通り越している。牌譜が残っているのでサブアラド六段と電話で話しながらいっしょに見てみた。上がったのは「みけねこすき」二段。東3局、親番だった。配牌は↓だ。ドラは発。
三萬三萬五萬七萬一筒四筒四筒二索二索二索二索南白中
すでに2索が槓刻になっているが他は3萬と4ピンが対子なだけでそれほど極端な牌の並びではない。いきなり2索を槓して嶺上牌から持って来たのが五萬(槓ドラは発)。打南。次にツモ4ピンで打1ピン。ごく自然だ。3巡目ツモ赤五萬。ここで王牌に2枚見えている白を捨てた。全く問題ない打ち方で私でもこう打つ。手牌は↓
三萬三萬五萬五萬赤五萬七萬四筒四筒四筒中裏二索二索裏
すでに一向聴で三暗刻が出来てしかも四暗刻もみえている。さらに4巡目2ピンをツモり打中。次は初めての無駄ヅモ一萬でツモ切り。そしてなんと6巡目にツモってきたのが三萬。あっという間に四暗刻単騎の聴牌だ。↓。
三萬三萬三萬五萬五萬赤五萬七萬二筒四筒四筒四筒裏二索二索裏
さあて七萬と2ピンのどちらで待つ。みけねこすき二段は打七萬とし2ピン待ちを選んだ。まあ少しでも端牌が良く、多くの打ち手はそうするだろう。しかし後から考えるとこれが奇跡への選択だった。七萬待ちしていたら役満は上がれていたが普通の四暗刻単騎でうれしいが普通の出来事だ。7巡目、奇跡の始まり、ツモ五萬。ここは当然槓!だろう。すると嶺上牌から持って来たのが4ピン!
三萬三萬三萬裏五萬赤五萬裏二筒四筒四筒四筒裏二索二索裏ツモ四筒
待ちは2、3ピンで3ピンでは上がりたくないから役満が確定するためにもツモを増やすためにもここは当然槓!だ。で、嶺上牌が何と七萬。2ピンを捨てていたらこれで役満上がっていた!一瞬頭に血が上ったのだと思うよ。
三萬三萬三萬裏五萬赤五萬裏二筒裏四筒四筒裏裏二索二索裏ツモ七萬
何とここから打七萬でリーチ!としたのだ。これはあまり良くない選択だった。3つ槓しても相手は聴牌しているかどうかは分からず、まだ序盤ゆえに使いにくい2ピンは捨てられる可能性がある。しかしリーチとしてしまえば相手はベタ降りになり現物か3枚枯れ牌が優先的に捨てられ上がれないこともありうる。ここだけが違和感を感じるがそこまでほぼ問題のない打ち筋だった。案の定みんなベタ降り牌を切ってきた。そしてそしてもう怒濤のように押し寄せるツモは次巡三萬で当然の槓でここに四槓子、四暗刻単騎の超大物手にして奇跡の手であることが白日の下にさらされた。
二筒裏三萬三萬裏裏五萬赤五萬裏裏四筒四筒裏裏二索二索裏
みんな次々に安全牌を切ってくる。当たり前だ。天鳳ルールでは親のダブル役満で9万6千点、ちまただと四単をダブル扱い(このルールには私は反対。意外に出現頻度が高くダブル役満の価値はない)なので14万4千点という途方もない点数だ。
しかしーだ。対面の西家がドラドラの手で2ピンか8索を切れば一向聴になった。
六萬七萬七萬八萬八萬九萬二筒六筒七筒三索五索八索ドラ發發
安全牌は七萬が2枚ある。どうする?私なら七萬を続けて切ってベタ降りだ。単騎待ちって分かりっこないしとにかく相手の手が高すぎる。こっちも役満聴牌なら勝負するが・・。
でもそこが二段の打ち手なんだな。ここから打二筒っていったのよ。あーー。その瞬間、歴史が動いた。デルバラド七段(こてる五段)もサブアラド六段もあまりの展開に驚きを隠せず夜の0時を過ぎているのに大声で奇跡の瞬間を語り合った。翌日、カールが下の1階からなにか大きな声がずっと聞こえてきて目が覚めて注意したいのだけど眠気と疲れで身体が動かずきつかったとぼやいていたそうだ。でも二人とも興奮して声がそんなに大きいとは気付かなかったのだろう。

もう一生見ることはほとんどないかもしれない伝説の牌譜は以下のサイトで見ることが出来る。http://tenhou.net/0/?log=2016051320gm-00c1-0000-3e439565&tw=2&ts=3

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