2015年12月18日金曜日

今はまだ李氏朝鮮の時代か

結局無罪になった「韓国地検による産経新聞支局長名誉毀損起訴事件」の裁判について一言言いたい。結果は当然としても、その前に韓国司法の異常さについてだ。検察が産経新聞の韓国支局長を起訴したそのものが口があんぐりの行為だよ。韓国の司法は李氏朝鮮以来の王様(現代では朴大統領)への批判は許さない、許されないという意識が抜けきれないようだ。それに産経新聞だけを狙い撃ちしたような起訴もおかしい。何で元記事の挑戦日報の記者はおとがめなしなの?それになんであの記事が悪い。名誉毀損が何だ。朴大統領は権力者だ、マスコミには批判されて当然の立場にある。マスコミが批判を恐れて何も言わない社会はどんな恐怖が待っているか、戦前の日本、ナチスドイツ、共産独裁のソ連、偉大なる将軍様の北朝鮮を見れば分かるでしょ。マスコミは王様(軍部、総統、総書記、将軍様)を批判することはなかった。事実に反しない嘘っぱちの与太記事なら朴大統領が堂々と反論すればいい。ここがおかしいのだが、検察が王様の機嫌を忖度(そんたく)して代わりに起訴したような印象を受ける。日本に限らずアメリカ、フランスなどのジャーナリスト組織からも言論の自由の危機であるとの声明が出たのは当然だろう。

韓国国民は何百年も続いた儒教国家とその教えが骨の髄から抜けきっていない、それがよく分かった一件だった。

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