2014年9月11日木曜日

POEM講演

県医師会館での講演を聴きに行った。第二内科主催の研究会で実は私のところには会の誘いが来なかった。グッちんDrが「アカラシアのPOEM治療の講演ですよ」と教えてくれなければ聞き逃すところで担当のスリウェルMRは私とは関係ないと思ってたようで連絡してなかった。POEM治療は昨年アカラシア治療で患者を福岡まで紹介し劇的に改善させた経験もあり聴きたい分野で行くのは当然だったのだ。

講師は長崎大の南ひとみ先生で御尊顔はネットで知っていた。まだ30才代だがアカラシアに限らず食道分野では幅広く活躍している。POEM=経口内視鏡的筋層切開術(Per-Oral Endoscopic Myotomy:POEM)は去年までの私が全く知らなかったように初めて見聴きするという出席された先生方も多かったかもしれない。それを開発のいきさつから実際まで紹介しわかりやすく非常にまとまった講演だった。開発者の井上晴洋教授とともに第一号患者の手術にも参加したとは本人も言っていたがうらやましい限りだ。講演終わって井戸第二内科教授がフロアから何か質問は?と求められ、すぐに第二内科教室員や出水に出張中の山立可Drが質問していた。ふむふむと聞き入っていると井戸教授がほかに質問は?と言い、この辺で終わり・・の雰囲気だったが、すくっと手を上げたのはこの私だった。日頃は滅多に質問などしないのだが関心ある分野だけにやっちまったよ。聞きたかったのは非常に有効な治療法と思うが3、4施設のみで行われているだけで今後の普及をどう考えているかといった内容だった。アカラシアという病気が少ない上に外科の心得も必要で現状は多くの施設でというより集約された施設でやっていくのではないかとのお答えだった。鹿児島でもやっていく可能性もあるようなことを大学の先生も言っていたが、大阪あたりでは出来ない治療法でわざわざやって来る患者もいるというから長崎と福岡で治療出来る九州はまだ恵まれているかもしれない。

ともかくもこうした講演が長崎に行ったり学会参加しなくても聴けるのは有り難いことだ。しっかし、日頃ボウリングでしょっちゅう顔を合わしているのに肝心の私に連絡し忘れるなんてしっかりしてくれよ、スリウェル君。

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