2014年9月15日月曜日

蒲生で一夜

朝は早目に起き最上階のモーニングバイキングに向かった。エレベーターを降りるとすでに行列が出来ていてびっくり。でもこれは午前7時開店でちょうど数分前だったから。楽にいい席に座れ、窓から東京タワー全景がきれいに見え私はすかさずデジカメで撮影した。なかなかこの高さでタワーを見る機会はない。これだけでもここに来て良かった。食事後昼搭乗予定の飛行機を早め12時には鹿児島空港に降り立っていて、何と今回の東京行きは空港とホテルだけしか行かないという極めて地味な旅だった。今さら遠い土地に来たからってああしようこうしようもない。年を取ると面倒臭くなってくるわ。

昼もくつろぎ、夕方、蒲生の「ホントなのこの丘」に向かった。実はチッチの誕生日祝いをしようとカールが企画したのだ。サーヤも呼んで一泊二日食事と温泉を楽しもうって。明日は仕事なんだけどと言うと「姶良はすぐだし車2台で行けばチッチとサーヤは私が送って行ける」とのことだ。ここは檜を使い道の駅風の店も併設した新しい感覚の宿だった。温泉は弱アルカリ泉でなかなかいいお湯だった。日曜夜なので泊まり客はあまりおらずほとんど貸し切り湯で、チッチと二人だべりながら何を話したのかな。もう忘れたが子どもにはきっといい思い出になることだろう。

料理は洋風で私の他はおじさん叔母さんの二人組だけだった。そのおじさんがよくおしゃべりしていて最後は平安末期の源氏と平家の話題になっていた。何でも平清盛が源氏の妻だった絶世の美女をめとってその子の義経を殺さなかったばっかしにその後逆に源氏に滅ぼされる結果になった。「その静御前がだなー」と語ってこちらにもよく聞こえてきたが「静御前」は違うんじゃない?カールもそう思っていたらしくでも正しい名前が出てこない。食事を食べ終わるころはそのことが気になってネー。部屋に帰ってこのことが話題になり「自慢たらしくあのオヤジしゃべっていたけど静御前はちがうよなー。巴御前だったっけー」いつもならネットで即検索するがこの宿はWiFiが設定されていなかった。何がってこれが一番残念なことだった。でもチッチがスマホで検索して正解が分かった。「常磐御前」、ああそうだった。褒美ではないけれどカールがケーキを買ってきていてそれをみんなで少しだけ食べ布団で一休憩した。

ところがこのあと私はぐーすかやってしまう。灯りも付いたままで少々寝にくい。こんな時、私は大いびきをかくことが多い(らしい)。サーヤもびっくりだったろう。カールは鼻をつまみたかったらしいが少し離れていたのと疲れもありそのまま休んでしまった。外からは虫の声、入り口からはいびきの大合唱と大変な一夜だったそうだ。隣にいたチッチも同じく。いやー、ご迷惑掛けましたです。しかしいびきっていつも不思議だ。私には全然聞こえないんだよねー。

0 件のコメント:

コメントを投稿