2014年5月26日月曜日

大腸癌が多すぎる

深夜はさほど忙しくなかったにも関わらずやっぱり当直明けは疲れる。月曜がまた以前のように検査担当になったので朝から内視鏡だ。このところ大腸癌がそれも進行癌がよく見つかる。4月から毎週1名ずつって感じだ。共通するのは検診や内視鏡をそれまで受けたことがない人たちだということ。大腸癌って重病であるのは間違いないが症状は風邪の方がずっときついのだ。風邪では受診するのに大腸癌で受診する人はほとんどいない。ほぼ100%助かる早期大腸癌で一番多い訴えは圧倒的に無症状だからである。検診の便潜血陽性指摘でしぶしぶ大腸内視鏡を受けてポリープ様癌や小さな大腸癌が見つかるラッキーな人の多いこと。多少進行していても手術で助かるケースもよくある。しかしこのところ見つかる人たちは症状があっても「痛くなかったから」「病院が恐い、嫌だ」などの言い訳でかなり進行し腸閉塞寸前だったり転移や腹腔内に浸潤もしてしまっている。自分は(癌には)ならない、どうもないからと言わず、せめて検診(検便)でも受けてくれればと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿